あらすじ
「竜」――人を喰らう化け物に生存圏を奪われ、海の果てへと追いやられて20年。人類は「本土」を奪還するための反抗作戦を開始した。
元最強のパイロットでありながら現在無職女の山田は、余命一年の宣告を機に「何かを成し遂げたい」と戦線復帰を決意する。ベテランとして同じ部隊の少女達にマウントを取ろうと画策していた山田だったが、昔の機体との違いに四苦八苦。それでも山田の明るさや奔放さに少女達は抱えていた悩みを解きほぐされ、次第に彼女に惹かれていく――彼女が喪われる運命を知らないままに。
第12回オーバーラップ文庫大賞【金賞】受賞、少女たちの英雄譚が今始まる……!
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匿名
主人公の生き様が好きですね。
ストーリーとしてはありきたりな部類かもしれませんが、この作品独特の雰囲気が合うとハマるかと。
この作品は読んでいるとチグハグな印象を受けるシーンがちらほらあります。
その答えは作中では語られないけれど、それの答えになりそうなものはあります。
作者が意図的にそのように描いたかは分かりませんが、そのチグハグさも想像力で結びつけていく過程が楽しかったです。
例えば、120mm砲の至近弾の爆発で小型竜がバラバラになるのであれば、30mm機関砲とかであれば、有効打は与えられるし、なんならミサイルで良くないか?
変に人型機動兵器なんぞに頼るより、コストパフォーマンスもいいのでは?対空火器が妙に貧弱だけどどうなっている?
そういえば、作品を通しての純戦闘艦である、デストロイヤークラス(海上自衛隊でいうところの護衛艦)やフリゲート艦が一切登場しない…レーダーは付いているけど、火器管制システムが未熟?⇒作品の所々で技術的なチグハグさは感じていたので、本土からの撤退で技術を逸失したか?等
ただ、それ以外にも細かいところは敢えて書いてないところもあるので、そういった意味では、リアル志向で理屈なんかがしっかりしていないと気がすまない人には向かない作品かもしれませんね。