【感想・ネタバレ】進化するアカデミア 「ユーザー参加型研究」が連れてくる未来のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2013年06月03日

『南極点のピアピア動画』(野尻抱介)と連続して読むと、フィクション(ピアピア動画)と現実(ニコニコ学会β)の境い目がなくなって最高だった。
「ニコニコ学会βはTEDを超えてた」と言う言葉にハッとした。TED より ニコニコ学会β、YouTube よりニコニコ動画、ここに日本らしさが爆発しているんだな...続きを読むと。
ついでにいうと、本書も似たような題材の『オープンサイエンス革命』よりも日本らしいのが面白い。

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Posted by ブクログ 2020年08月24日

 言うは易し、行うは難し。
 学会にライブという発想を持ち込んだアイデアのユニークさ。ニコニコ学会βのような開かれた学会をやりたいと思いついても、実行、継続まではたどりつかないもの。その実行力、やり抜く執念は尊敬に値する。
 そして皆がアイデアを交換し合う中で次の目指すべき方向が見える、こうしてニコ...続きを読むニコ学会βは、いつまでも発展し続けるのだろう。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年12月01日

チェック項目3箇所。YouTubeは、「使いやすい動画アップロードツール」という方向に機能を進化させ、ユーザーもそのように使っている、これに対してニコニコ動画は、「動画をもとにコミュニケーションをする」ことを志向している、ニコニコ動画にはコメント機能があり、YouTubeなどの動画サイトとは違って、...続きを読むあるユーザーが入力したコメントは動画の上を右から左に流れる。研究とは、仮説を立てて、それを検証するというプロセスを指す言葉だ、そのときの検証方法に特徴があって、自分以外の人でもそれを検証できるようにすることという制約がついている、このプロセスにあてはまれば研究といえる、つまり、研究しようと思ったら特に資格もなにもいらない。30年前よりも10年前のほうが、10年前よりもいまのほうが、社会は多様化して、みんなそれぞれの「自分の好きなこと」を追いかけられるようになってきた、なんとなく発展途上な国より、先進国っぽい国のほうが、人は自由そうですよね、みんながテレビを見ていた時代より、いまのほうが「じぶんだけのもの」を追えるようになっていて、それは幸せだと思います。

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Posted by ブクログ 2013年05月11日

前回の「ニコニコ学会βを研究してみた」は、ニコニコ学会βシンポジウムの面白さをそのまま本にしたという感じだったが、今回の「進化するアカデミア」は、江渡さんはじめ実行委員の皆さんがどういう思いで携わっているかが綴られている。
こういう思いを聞く機会はなかなかないので、とても良い。

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Posted by ブクログ 2013年05月07日

超会議2で偶然出会った本。超感動する。なんていうか、ニコ動の可能性とかニッポンらしいカタチとかユルさとか深さとか、才能のムダ使いのなんと素晴らしいことか。そこから何か生まれそうな感じとか。とにかく、ニコ動の、ニッポンの、何かしらの可能性を感じまくる一冊。まじ掘り出しもん。

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Posted by ブクログ 2013年05月03日

CGMなどに興味があったので、あと表紙のミクに惹かれたのもあって、ニコニコ超会議で購入。
ニコニコ学会βは名前は知っていたものの中身は知らなかったので、本書を読んで興味を持った。。中で活動している研究者の人のコメントを交えながら著述していくスタイルで読みやすかった。

研究者の話はどれも刺激的なのだ...続きを読むが、特に印象に残ったのはYahoo!知恵袋を設計した岡本真さんの話。おおざっぱに言うと、クリエイションの創造性を発現させるためには、思いつきや直感に頼る経験主義でなく、研究に基づいた知性的なあり方が必要ということをおっしゃっていた(ちょっと違うか?)。

これを読みながら、僕は小林秀雄さんの直観と論理の対比を思い出した。小林さんが言うには、直観的に掴んだものを論理的に説明することはできるが、論理的に積み重ねても直観的に捉えられるものは生まれないという話で、いっけん岡本さんの話の反対のことを言っているようにも見える。

でもそうではなくて、これは一緒のことを言っているのだと僕は思う。要は説明をすること、裏付けをすることは小林さんの話でも必要なわけだ。小林さんがこの話をする時に、将棋の話の例を出す。棋士は次の手を迷って長考するのではなく、直観的に捉えた次の一手がほんとうに合っているか確かめる(=論理)ために長考しているのだという。話はずれたが、この棋士の姿勢と、岡本さんのいう知性的なあり方、「『研究』というマインド」(p.83)は近しいもののように思った。

しかし世の中には面白いことをしている人がたくさんいるのだなと感心した。読んでいくうちに僕も「研究やってみた」とタグ付けしてニコニコ動画に上げたくなった。そんな1冊。文系理系問わず楽しい本だと思う。

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Posted by ブクログ 2013年05月02日

ニコニコ学会βがどのような思想設計で生まれたのか、そしてこれからどのような役割を果たそうとしているのか。
とても面白かったです。

「無駄な才能ワロタ」な文脈が目立ちますが、オープン参加型でコミュニティを形成できるニコニコ学会βなら、これまでの「学会」とは別のカタチも生み出せるだろうなあと。

後半...続きを読むでクラウドファンディングにふれていますが、この点は非常に期待。
科研費などとは別のカタチで資金が集まればいいですねぇ~。

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Posted by ブクログ 2015年07月21日

ニコニコ学会βのあらまし。序盤の研究及び学会の意義の整理部分は目の醒めることばかり書かれていておもしろい。中盤以降のニコニコの特徴を活かしたイノベーション、ニコニコ学会βについては活動記録を留めている印象が強く、味気なかった。5年の活動期間が定められているものの、今後も社会におもしろさを提供し続けて...続きを読むほしいし、情報分野ばかり取り上げられている学会βの現状が変わってほしい。

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Posted by ブクログ 2014年01月28日

ニコニコ学会βという一つの事例を通じて、オープンイノベーションやオンラインコラボレーションを実現する上で重要なことを知ることが出来た。本に出てきた人と会って話してみたいと思った。

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Posted by ブクログ 2013年08月31日

この本の内容はそれほどでもないけれど、ニコニコ学会βの活動にはわくわくさせられる。
5年限定とは知らなかった...。

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