あらすじ
強面が原因で人に怖がられ、会社でも声を掛けられることが少ない会社員の九条氷翠。
そんな彼の行きつけのカフェのアルバイト店員・木村雄利は唯一自分を恐れずに慕ってくれる可愛い年下男子。
仲良くなって初めて二人で出掛けたある日。
帰り際、名残惜しく思う氷翠に木村からまさかの愛の告白!
それだけでなく、強火ストーカーであることが発覚!?
全力で彼を振り払った氷翠だったが、懲りるどころか加速した木村は氷翠の会社に入社してきて──…!?
【収録作品】
10才年上のコワモテ美人に恋しました1~5
同棲後のふたり(描き下ろし)
★単行本カバー下画像収録★
電子限定で描き下ろしの漫画4ページが収録されています。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
〝抱きつくのもキスするのもそれ以上のことをしたいって思うのも…氷翠さんだけです(雄利)〟
Eros度★★★★
おやおや。強面で近寄りがたいと思われている年上の氷翠に、明るい年下の雄利が猛烈な恋を寄せる。その可愛らしい構図の裏から、雄利の強烈な執着が顔を出すところに、この作品ならではの勢いがあります。告白と同時に秘密がばれ、拒絶された雄利が今度は氷翠の職場に現れる。氷翠の「今日から俺にストーカーまがいなことをするの禁止だ!俺が立派にお前を真人間にしてやる」という宣言から、教育係と新入社員の掛け合いが始まる展開に笑いました。
雄利の距離の詰め方は危なっかしい。それでも、氷翠を怖い顔の人として片づけず、「俺は氷翠さんっていう『人』に惚れたんです」と伝える真剣さには心をつかまれます。一方の氷翠は、誰にも怖がられずに接してもらえる喜びを知っているからこそ、雄利を拒んだ後も気持ちを切り離せない。相手の勢いに振り回されているようで、実は最初に出会ったときから笑顔に惹かれていた。その自覚へ至る過程が、コミカルな会話の合間に胸を締めつけます。
とりわけ、雄利に避けられた氷翠が寂しさを隠せなくなる姿が印象的でした。追われる側だった彼が自分の足で近づいていくから、二人の関係が変わる瞬間に熱が宿ります。親密な場面でも、雄利の一途さと氷翠の照れが表情や触れ方に表れ、互いを特別だと確かめる場面として響きました。年下ワンコに見えて執着の強い攻め、強面美人の年上受け、賑やかなオフィスラブと甘いギャップがお好みの方におすすめです。