あらすじ
困難を抱える人の支援で有効な対話。本書では、対人援助において対話を開く際に大切なことを「3つの原則」「5つの型」に集約し、事例をもちいて超実践的に解説した。対話を展開するときのポイントや注意点など、支援現場で安全に対話を重ねていくためのエッセンスが満載。
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Posted by ブクログ
この本は元々精神疾患がある患者を支援する精神科医や看護師心理療法士などのケアワーカーがどのようにコミュニケーションをとるかについての対話のノウハウについて書かれている本だ。130ページほどのコンパクトサイズながら内容はもの凄く示唆に富む。ファシリテーションを行うことが仕事としてある人には大変有益な本だと思う。
対話で重視することとされる3つの原則と5つの型は、言われてみればしごく当然だと思えることだが、実際に対話の中で実践するとなれば、ファシリテーション能力の相当な熟達が要求されるのではないかと感じる。私には到底できないな。なるほどこれが人に寄り添う感情労働のプロフェッショナルのレベルなのかと妙に感心した。
この本にある3つの原則、5つの型を完璧にできないまでも意識して実践する上司、リーダーがいれば、組織の心理的安全性は飛躍的に向上するし、多様な意見の他者理解が共有促進されると期待できる。読んだ翌日に仕事で会議進行する機会があったのでちょっと意識してやってみたところ全員1回以上は意見が出せて思ったよりも効果を実感した。ファンダメンタルなスキルだと思うので様々な場面で原則、型を取り入れてみようと思う。