【感想・ネタバレ】理系のための人生設計ガイド 経済的自立から教授選、会社設立までのレビュー

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Posted by ブクログ 2015年07月01日

坪田氏の合理的さ、合目的さが良く現れている。
理系研究者は、どうしたら生き残れるのか。理系で、野心家は必見である。

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Posted by ブクログ 2012年09月08日

 4回生の院試後すぐにこの本を読んだ。とりわけ、自分は博士に進むつもりはなかったが、研究者の人生とはどういうものであるかを知っておいて損はないと思ったからである。
 この本ではポストの獲得、留学といったことにおいて非常に大事なことが書かれていた。特に、キャリアパスの多くは研究室が決まった時点で決まる...続きを読むと書かれてあったのが印象的だった。このような大事なことは、研究室を決めるもっと前の段階で知っておきたいことである。選択を大きく誤らないためにも、教授になるならないに関わらず、2〜3回生で一度は読んでおくべき本であると思う。
 大学院に進もうとしている自分には、坪田教授の
「大学院を出たけどワーキング・プアだ」という筋書きは自分の力で変えていく。「大学院を出たので自分の人生がこんなに開けた」というストーリーに変えていく。それが、本当の自分自身の「人生設計」だと思うのだ。

この言葉にすごく感動しました。
 

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Posted by ブクログ 2011年02月04日

研究者としてとてもごきげんに生きていることがよく伝わってきて、読んでいるこちらも元気になる。

自分が何をしたいのか、何を大切に思っているのかを考えていく糸口を示してもらった。

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Posted by ブクログ 2010年01月23日

研究職で生きていく以上、将来の自分の身の振り方はじっくり考えておく必要がある。
今の研究で一生メシを食っていけるハズはないので。
ゴールを見据えて今、何をどのタイミングですべきか考えてみようと思う。

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Posted by ブクログ 2009年10月12日

とても前向きな考え方で、理系の人生設計について説いた本。
医学系分野に限った話も記載されているが、理系全般にとってためになる本だと感じた。

[メモ]
自分に新しい機能を付け加える
(自分を伸ばす)
-> そのための自己投資

ソーシャル・キャピタル(社会関係資本)
自分の価値(能力・成果)は...続きを読む自分自身に存在するのではなく、
その能力を支えている環境にこそが大事。

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Posted by ブクログ 2020年09月27日

理系一流研究者としていかに生きるか、仕事をするか。眼科医研究者としてトップの坪田さんに学ぶ

●感想
 たまには本書のような「エナジードリンク」を読むのもいい。読むと活力がもらえる。
 「理系の研究者として飯を食う、生きる!」ということを心に決めている人をターゲットにした本。慶応義塾大学医学部教授の...続きを読む坪田さんが、自身の経験をもとに、人生設計の仕方を教えてくれる。さすが作家として本もたくさんだしているだけあって、非常に読みやすい。私は経済学部卒のITエンジニアなので、本書の直接ターゲットする所ではないけれど「研究者」の生き方に関心があったので、面白く読めた。
 坪田さんのように、「~なコトで生きる!飯を食う」という生業は決定できていない。ただ、いざやりたいことができたら、強かに戦略、設計をして歩んでいくことが大切なのだと学んだ。研究者・作家として「超一流(と私は思う)」の坪田さんは、ある程度戦略的に、計画的に人生を進めてきたことが分かる。もちろん、計画通りにいくことばかりじゃないだろうけど「願わないことは叶わない」のも真理。「これ、ちょっとやってみたいかも」ということには、積極的に取り組んでいきたいと思う。


●本書を読みながら気になった記述・コト
◆「太ると論文が読めなくなることに気づいていたから、体重の管理をしていた」
 坪田さんは自分の体重が64kgを超えると、すぐに眠くなることに学生時代から気づいていたという。なるほど。「自分にとっての最適な体重は何キロか」という視点は無かった。体重のマネジメントも意識的に行っていこう

◆「バリュー」「ミッション」「ストラテジー」を持って生きる
 私のバリューは「変化し続ける」ことである。ミッションは「良いものを作って外界に良い変化を与える」ことだ。ストラテジーは、現職に当てはめると「無駄な作業・行為をなくすシステムを開発する」ということになる。これらの指針は日々の潤いになりうるものだと思うので、毎年の振り返りの中で意識して設定していきたい。

◆お金と資産を得るために本を書く
 医療研究者として著名な坪田さんだが、それは多くの一般向け著作があることが大きいと思う。それも、収入を得るためにあえて戦略的に書いたという。

◆資産に投資する。その中でも、一番大事な資産は「自分」である
 お金を生み出す資産の中でも、その能力が一番高いのは「自分」である。

◆自分の好きな「ポスト」を得るために
 ①その場所に行きたいということを頻繫に口にする。②自分から売り込みにいく

◆1年単位で時間配分を考える
 「自分にとって大切なこと」を見失わないために、自分が大切だと思うことで時間配分をしよう。著者の例を挙げると「
教育:教授ランチ講演、ミニ講義、後期研修医講義、講演 10%
臨床:角膜移植と白内障オペ。外来は多数のVIP。臨床研究 20%
研究 :ドライアイG研究。抗加齢と再生医学の研究推進 20%
教授職:財政、人事、システム構築、寄付講座準備、院内業務、学会業務 50%」
となる。年間の中での時間配分を考えた経験はなかったため、参考になった。

◆ポリティカルコレクトに配慮する → 時には自分の信条を置いておき、世間の倫理感に配慮した行動をとる
・教授選挙のときは、毎年恒例の「今年の十大ニュース(教授になる ということを書いた)」が記載されている年賀状送付を控えた → 「社会常識に配慮する」ことの大切さ

◆理不尽で制御できないトラブルは起きてしまう。発生したときに誠実に対応することが大切

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Posted by ブクログ 2012年03月08日

そもそも研究者というのはその他の職に比べて個人プレイ性が強いように思う。そういった、研究者の道を歩きだしつつある人を意識した人生指南本。

例えば、最初に「知的野蛮」というキーワードを掲げている。ロジカルに考えるトレーニングは散々させられてきた理系だが、人生で何かを成し遂げようと思うと、ロジックを離...続きを読むれて、後先考えずワイルドに飛び込むことも時には必要である、と説く。ロジカルに思考し、ワイルドに行動せよと。

そういった印象的な言葉をスパイスのように効かせ、人的ネットワークから経済的自立、時間の使い方なども幅広く網羅した良書。人生設計の指針のひとつとして、読んでみるに値する。これからも、1年に1度くらいは開き直してみたい本。

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Posted by ブクログ 2012年01月15日

研究者生活の指針.ともすると世渡り指南書みたいだが,「思い」を持った上でこういったこと(お金のこと,アピールの仕方などなど)も意識しておくのは大事.M2の頭ぐらいに読むとちょうどいいと思う.

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Posted by ブクログ 2010年09月15日

[日販MARCより]
研究者人生で成功するには、若いうちから準備を進めていくほうがいい。経済的に自立し、留学し、教授のポストを得て、ごきげんな人生を送る…。研究人生で成功するための全ノウハウをホンネで説明する。

[BOOKデータベースより]
質の高い研究を続けて、研究者人生で成功するには、若いう...続きを読むちから準備を進めていくほうがいい。経済的に自立し、留学し、業績を向上させ、公募をパスし、教授のポストを得て、会社を作り、ごきげんな人生を送る…。誰も明かさなかった研究人生で成功するための全ノウハウをホンネで説明する。

設計1 基礎知識編—成功のためには「人生設計」が必要だ;
設計2 自己分析編—「自分年表」で人生を仮説にする;
設計3 経済編—研究者こそ経済的自立が必要だ;
設計4 友人・知人編—人的ネットワークを増やすには;
設計5 海外ネットワーク編—世界で認められる研究者になる;
設計6 ポスト編—母校の教授になるために;
設計7 業績向上編—ノーベル賞を狙う気持ちで研究する;
設計8 表現編—表現力をつけて社会にアピールする;
設計9 インフラ編—会社、学会、NPOを用意する;
設計10 時間編—人生設計とは「時間をどう使うか」である;
設計11 トラブル編—理系の弱点「危機管理能力」を備えよう

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Posted by ブクログ 2010年08月23日

僕にも少しは人生設計が必要かなと思って読んでみた。
かなり参考になる点が多くあった。「研究者」になりたいといってもやはりそれはいろんな方向があるのだと分かった。自身も「とりあえず仮説」を立てて、そして人生を設計していこうと思った。


気に止まったワード達
・「とりあえず仮説」
・記録、把握すること...続きを読むの重要さ(レコーディングダイエットの例)
・目標を人に話すこと
・「バリュー」「ミッション」「ストラテジー」

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Posted by ブクログ 2010年05月22日

[ 内容 ]
質の高い研究を続けて、研究者人生で成功するには、若いうちから準備を進めていくほうがいい。
経済的に自立し、留学し、業績を向上させ、公募をパスし、教授のポストを得て、会社を作り、ごきげんな人生を送る…。
誰も明かさなかった研究人生で成功するための全ノウハウをホンネで説明する。

[ 目次...続きを読む ]
設計1 基礎知識編-成功のためには「人生設計」が必要だ
設計2 自己分析編-「自分年表」で人生を仮説にする
設計3 経済編-研究者こそ経済的自立が必要だ
設計4 友人・知人編-人的ネットワークを増やすには
設計5 海外ネットワーク編-世界で認められる研究者になる
設計6 ポスト編-母校の教授になるために
設計7 業績向上編-ノーベル賞を狙う気持ちで研究する
設計8 表現編-表現力をつけて社会にアピールする
設計9 インフラ編-会社、学会、NPOを用意する
設計10 時間編-人生設計とは「時間をどう使うか」である
設計11 トラブル編-理系の弱点「危機管理能力」を備えよう

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[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

院生や研究職に関する話と聞いて、最初は「高学歴ワーキングプア」と一緒か?と思ったが、こちらは視点がオプティミスティックでマッチョ。研究能力やプレゼン能力が全くない人は相手にされてない。ちなみに著者の顔写真からもマッチョ具合が伺える。
本書では研究能力がそれなりにある人に対して、人生を見据え、大きなゴ...続きを読むールを持ち、そのために必要な能力を鍛え、戦略的に行動することを勧めている。
著者から受け取ったメッセージは、「理系の諸君。足下ばかりみてないで、顔を上げて目を見開き、視界をクリアにさせ、そしてゆっくりでもいいから着実に、ゴールに向かってまっすぐ前に進め」である。
ブルーバックスはこういう本も出すのか。ハウツー系のノリは読み始めに思っていたより少なかったが、新書っぽい。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

「理系で、研究者として生活していきたい」と思う人は、是非読むべき。
説明もわかりやすいし、口調も堅くなく、読みやすい。

逆に、文系の人、就職を目指す人にとっては、「必要性」はほとんどない。
対象の中心は、主に理系の修士課程〜かな。
僕自身は、読んでみて「ちょっと話が先のことすぎるけど、自分の人生の...続きを読む仮説を立てるということは、今のうちからやっておいたほうがいいな」
と思いました。

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Posted by ブクログ 2015年03月18日

慶應医学部の坪田先生の書籍。「ごきげんな人生」という先生の生き方がそのまま素直に書かれていて、ご本人を存じ上げている身としてはコピーを見ているようで面白い。タイトルは「理系のための」となっていているが「理系あるある」程度であり、誰にでも当てはまること。あらたまった「生き方本」よりわかりやすくて良い。...続きを読む個人的には書中に引用されている「家族は砥石のようなもの。家族のおかげで磨かれる。しかし、当方は少々ヒリヒリするのだが。」という部分がツボ。

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Posted by ブクログ 2013年07月23日

理系の(特に医学系の)研究者になろうとしている人にとっては良い本である。
本書を一言で言い表すと
「研究者は、戦略的に将来を見据えて研究していく必要がある」
ということ。


・自分年表(ミッションステイトメント)を作成し

・それを具体的に(数値も含めて)書き表す。その際に

・経済的...続きを読む視点(給料、家計、研究費、留学費、投資)や

・戦略的に人的ネットワークを構築(ナンパの姿勢、深く付き合い助け合う、パートナー)する。また、

・留学の重要性(人的ネットワーク、帰国後のことも考えておく、周囲に留学の希望を言う、研究室内の留学生)や

・ポストを得ること、ファーストオーサーの重要性、学会後パーティでの行動の大切さを説いている。その他にも、

・ボスの選択、就きたいポストを口にする、テーマのオリジナリティ、研究の協調、業績をあげる大切さや

・パテントの習得(企業活動に向く内容のみ)、表現力(発信力、ホームページ、自己アピールの重要性)、そして

・自分の立ち位置を知り、インフラを自ら整備し、信頼できる友人を作ること。


これらを意識しながら戦略的に生きることの重要性を教えてくれる。
本書の意図は十分理解していたが、内容は目新しいものも多かったので、私にとってはとても有用であった。
一つ難点を付けるとすれば、内容がかなり医学に偏っているので評価は4にしておく。

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Posted by ブクログ 2010年12月11日

研究生活ガイドの人生設計版

体験談に基づいて書かれているが、少し一般的な学部と離れているかな。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

科学者ハウツー本で手軽に読める。
内容的にはすべての人に当てはまるかというと
疑問な部分もあるが、筆者の言うところの「文系的スキル」が
不足していると感じる人にとっては参考になるのではないかと
思う。
逆に言うと人付き合いのうまい人・計画立てるのが
うまい人にとっては、本に書いてあることは
当たり前...続きを読むとも取れる内容なので、
流し読みするので十分。

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