【感想・ネタバレ】そろそろ愛について語ろうのレビュー

あらすじ

「愛」とは何かー―
この問いは宗教・哲学・文学を通じて繰り返し追い続けてきたテーマでありながら、いまだ人類は決定的な答えを持ち得ていません。むしろ今、私たちは孤立・分断・戦争・少子化・AIの台頭といったさまざまな難題のただ中にあって、「愛とは何か」を見失いかけています。
本書は、愛を「説明できないもの」として終わらせるのではなく、また「美しい言葉」として飾るのでもありません。迷路のような現代社会を生きる私たちの道しるべとして、「愛とは何か?」を再定義しようとする希有な試みです。

著者は、半世紀以上にわたり公にはほとんど知られることなく行われてきた「山」と呼ばれる伝説的な研修を継承し、あらゆる世代・あらゆる立場の人々の叫びと涙に向き合ってきました。その営みから立ち上がる言葉は、きれいごとではなく、奥深い人間の闇と光をえぐり出す人生哲学です。
この本を手に取ることは、単なる読書行為にとどまりません。
それは愛の探求の過程で観える「私たちはなぜ生まれて来たのか」、「本当の私とは何か」という根源の問いに挑む飽くなき挑戦であり、その困難さゆえに最もロマンに満ちた旅路です。
もしあなたが、この時代に愛を語ることの無謀さと必要性を感じ取れるならば、ここから始まる一冊は、きっとあなた自身の命を揺さぶり、新しい世界を切り拓く羅針盤となるでしょう。

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Posted by ブクログ

今回、一番心に残った言葉があります。
「本当に怖いのは、人生100年時代と言われる今、その100年を、なぜ生まれたかもわからないまま死んでしまうことです。あなただけの人生の真実を知らないまま、思考停止で日々を過ごして死んでいく。これこそが、本当に恐ろしいことなのです。」

この言葉を読んだとき、今年の私のテーマである**「自分を知る」**と重なりました。

私は普段、「あとでいいや」「今じゃなくてもいいや」と、自分のことを後回しにしてしまうことがあります。でも、それは単なる先延ばしではなく、もしかすると思考停止なのかもしれない、と気づかされました。

「なぜ生まれてきたのか」という問いを、これまで真剣に考えたことはありませんでした。ただ毎日を過ごし、周りに合わせ、流されるように生きてきた気がします。

気づけば半世紀以上生きてきました。このまま何となく毎日を過ごして人生を終えるのだとしたら、本当にそれでいいのだろうか。

この本は、「立ち止まって、自分自身に問いかけること」の大切さを教えてくれました。

私たちは忙しさの中で、「なぜ?」「どうして?」という問いを口にすることさえ忘れがちです。周りがそうしているから、自分もそれでいいと思ってしまう。でも、その積み重ねこそが、本当に恐ろしいことなのではないかと感じました。

本書には、このほかにも心に刺さる言葉がたくさんありました。読書ノートに書き留めたい言葉ばかりでしたが、追いつかないほどです。

読書仲間が「7回読んでようやく意味がわかる本」と言っていた理由も、読み終えた今ならよくわかります。一度読んだだけでは、自分のものにはならない。何度も読み返し、そのたびに新しい気づきを得ながら、自分の人生に落とし込んでいく本なのだと思います。

今回の読書で私が一番受け取ったメッセージは、**「自分の人生を思考停止で生きないこと」**でした。

この一節は、これからも何度も読み返しながら、自分自身に問い続けていきたい言葉です。

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2026年07月15日

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