あらすじ
数多の恋愛を経て、小田島達朗が佐倉治樹と付き合いはじめて一年。小田島の仕切る家具工場で働く、地味で控えめな恋人を小田島は愛していた。そんなある日、本社の叔父に騙され取引先の娘と無理やり見合いをさせられてしまう。勘違いし傷ついた治樹の誤解をどうにか解いたものの、治樹は妙に小田島に遠慮するようになってしまい…。「遠くにいる人」シリーズ第二弾。治樹の幼馴染・三津のサイドストーリーも収録。松尾マアタ先生の口絵・挿絵収録。
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Posted by ブクログ
前作に引き続き、カップリングは小田島達朗(経営者一族の副工場長)×佐倉治樹(家具メーカーの工場勤務)です。付き合って1年が経っています。
治樹に後輩ができて仕事を教える上での悩みやら、小田島が親族に騙される形でお見合いさせられたり。
攻めの傲慢さはなくなりましたけど、受けが相変わらずのネガティブ思考です。
そしてなんだろうな、結構あざといなと思ってしまいましたよ(笑)
でもまぁ小田島を無意識に信じきれないっていうのはしょうがないかなと思います、前作が前作なのでね。私も信用してません(笑)
でも今作でびっくりするくらい彼は変わってますので。というか誠実になりすぎてハラハラ感は減ってしまいましたかね。治樹の成長はあまりみられませんが、最後はちょっとは前向きになってたっぽいのでよしとしましょう。
もう一つ短編が入ってるのですが、それは三津の後輩の臼井からの視点のお話です。
臼井が三津を意識するまでと、臼井から観た3人(治樹・小田島・三津)の関係性。
正直三津の治樹に対する気持ちが友情以上だと言うのは知りたくなかったですね、そこは純粋に友情を貫いてほしかったです。
っていうか治樹が相手なら押せばなんとかなったと思うんですけどね(笑)
Posted by ブクログ
前回『遠くにいる人』のCPの1年後のお話。
内容としてはごくごく普通で、前作ほど心惹かれるものは
ありませんでした。
というのも、今回のテーマの大半がお見合い話に割かれて
いて、BLにおけるお見合いネタは正直食傷気味……。
ある程度人物設定ができあがってる中でのこのテーマは、
ある意味非常に難しいと思います。
感想としては、綺麗に纏めたなという感じで、これだけ
だったら★2つでよかったかなぁ……と思うんですが、
後半に美味しすぎるお話が。
受の幼なじみの三津が……!!!
三津の話だけで御飯3杯くらいいけそうでした。
これだけでは物足りないので、是非続編を!!!!
次回への期待値こめて★3つ
Posted by ブクログ
「遠くにいる人」続編。小田島と治樹が付き合い始めて1年後の様子がメインです。前作から読むことをオススメ。
褒められた性格じゃなかったあの小田島が、改心してびっくりするほど包容力のあるいい人になっていました。誰にでも優しかったのが、今では治樹限定になっていてホッとした反面、こう言っちゃなんですが腑抜けてしまったような気もしたりして…
もちろんリアルに考えると、これが絶対望ましい形だとわかっています!二人がラブラブなのを確認できて嬉しいです。
…なのにイヂワル読者としては、小田島がもう一悶着ぐらい起こしても良かったんじゃないかな、などと黒く考えてしまうんですよね~
あくまでも読み応えとしてですが。
それに、モテ男だった小田島の黒歴史からいって、そんなに簡単に改心するなんてもの足りないかんじが。さらには治樹にそこまで執着させトリコにしちゃうような甲斐性があるとは思えない(失礼)ので。
その治樹は、あんなに愛されているのに相変わらずネガティブでめんどくさい受!そこがかわいくていいんですけどね。自信がなくて臆病な治樹には、今回も気付いたら肩入れしていました。
でも、ネガティブ治樹がもっとめんどくさいことになって、お見合いのことで揉めまくって、最悪「もうやだ」って見限るところまでいってもおかしくなかったですよね。もっとはっきり自信のなさを爆発させてくれてもよかったのにな~
譲歩したりせずに、思いのたけをぶつけてほしいと焦れ焦れしました。
そして意外にあっさり片付いてしまい、ちょっと拍子抜け。
必死になって頑張る、小田島の情けなくてカッコ悪い姿を見てみたかったですww
「追う男」は、小姑キャラの三津がメイン。
彼の本音が臼井をとおして伝わってきました。切ないけど、深刻でもない。
微妙な三津の思いが改めて理解できます。
これからも小田島と治樹に対してあれこれ世話を焼いてほしいです。まさに小姑として!
臼井との間柄は、描き方が中途半端で思わせぶりなだけで終わってしまったので残念。三津にも恋が訪れるのか?という予感だけありました。
エロ的にはメインに関しては大サービスなのかラブラブが沢山ありましたが、三津の話はそこまではまだまだ、なかんじ。
お仕事ものとしての描写もあったけど、もっと掘り下げてくれてもよかった。
ストーリーは地味だけど悪くないのに、萌えがやっぱり今ひとつ足りなかったかも。