【感想・ネタバレ】淀川ベルトコンベア・ガール 3のレビュー

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Posted by ブクログ

最終巻。

主人公やそれを取り囲む人たちの繊細な心理描写が切ない。
村上かつららしい描写が納得の一冊。

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2011年10月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最終巻。ある意味、ベタなエンドだったけど、これまで村上かつらを知っている人にとっては意外だったと思う。
個人的に人はそんな簡単に変わらないと思っているので、
漫画でも事件や事故を通して主人公たちが成長していく話より、
いろんなことを乗り越えて日常に帰って行く話が好き。
「サユリ1号」はじめ、私の理想に近い作品を描く村上かつらが好きで、
「淀川ベルトコンベア・ガール」でも、
大きな不幸の陰を感じながら、日常の小さな幸せの中を生きる。
救われているようで、そうでもない。
そんな結末を期待していたけれど、
今回は違った。

震災を通じて大きく変化したラスト。
最後、残されたのはいつもより大きな「希望」。

作風の変化に感動を覚えた。
それは村上かつらをよく知らない人にはわからないと思う。
だけど、私はこの作品に勇気づけられた。


スミ江さんがこの漫画、そして作者の変化を表す最大のキーパソンだと思う。これまでの作風であれば一番の貧乏くじを引くであろうキャラクターの彼女が、
工場で働くおばちゃんたちの日常とささやかな夢を守るために身を引く。ここまでは予想できたけど、主人公かよの背中を押すことまでは予想できなかった。

「ここに居つづける人間とちゃうやろ」

と言う台詞と、彼女のアップ。
スミ江さんの強いまなざしに、作者の新たな眼を感じた。

次回作に期待。

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2011年10月17日

Posted by ブクログ

最終巻です。

ひとりぼっちの寂しさを持て余している17歳の女の子、かよ。
経済的事情から高校進学を諦め、淀川ベリの油揚げ工場で働いています。
“友だち”を渇望していた彼女は、同い年の那子やエリカたちとの関わりの中で様々な感情を味わい、時に翻弄されながら、やがて、自分の寂しさの理由にたどり着きます。


「さみしいのは、他人との繋がりが弱くなってるときじゃなくて、ほんとは、自分とうまく繋がっていないときなんだ」


そのことに気付いたかよは、自分の本当に好きなものや幸せを感じることに真っ直ぐ向き合い、新しい一歩を踏み出す決心をします。作者は、小さな希望を提示して物語の幕を下ろしますが、3.11の震災後、当初の構想を大幅に変更したとあとがきにありました。

終盤、未成熟で不定形で、それでも可能性に満ちていた(であろう)かつての自分を想い、すこし泣きました。

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2011年10月12日

Posted by ブクログ

すばらしかった。
最後、ちょっと駆け足になった気もしたけれど
ちゃんとみんな成長しててよかった。

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2011年10月05日

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