あらすじ
今や国民病のアレルギー。患者増加の謎に迫る有力仮説とは? 最新研究で見えてきた発症の「しくみ」、そして治療の「現在地」まで、日本のアレルギー研究を担う19人の専門家が丁寧に解説! 科学に基づく「今知るべき知識」をまとめた決定版!
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Posted by ブクログ
離乳期に肉類が多く、乳製品が少ない食事を摂取すると抗炎症作用を持つビフィズス菌やラクトバチルスが減り、喘息発症リスクを約8倍高める。いろいろな食物を食べ始めたほうがよい。湿疹が出たら放置せずにできるだけ早く治す。自然とのふれあいは過剰なアレルギー反応を抑える体質を育てる。大人になってから発症するのは免疫老化と環境暴露。温暖化による花粉の増加。花粉症の治療に大切なのは初期治療。花粉が飛ぶ前から抗ヒスタミン薬第二世代を内服する。鼻閉には抗ロイコトリエン薬や抗PAF薬。花粉-食物アレルギーが世界中で増えている。
Posted by ブクログ
●アレルギーの原因や治療法など、アレルギー研究の最前線を知ることができる本。
●アレルギーについて正しく知る。→アレルギーのメカニズムやアレルギーが増えた理由などを学べた。
●アレルギーのメカニズムは、「寄生虫を体外へ追い出す生体防御機構(2型免疫応答)」によるものだというのは、生物が既存のシステムを使いまわして様々な機能を持たせることがアレルギー反応においては弊害となってしまった例なのかなと思った。アレルギーが増えた理由として、「衛生仮説」や「上皮バリア仮説」が解説されている。これらが示す通り、人類が築いた快適な現代社会そのものが、生物本来の「門番」を狂わせている皮肉が効いている。アレルギーをただの不快な病気と突き放すのではなく、人類の進化と環境変化の摩擦が生んだ「身体の切実な訴え」として俯瞰させてくれる一冊だった。