【感想・ネタバレ】令和ノ迷い家 S邸に行くと言い残し消えた夫を探してくださいのレビュー

あらすじ

夫が最後に残した「S邸に行く」という謎の言葉。
その言葉に絡みつく、4つの不審な死の影――。

東端省吾@higasho0107

東端省吾の妻です。
5日ほど前から夫と連絡が取れません。
夫の消息をご存じの方はこのアカウントで結構ですので、DMをください。

最後に話したとき、夫は「■■に行ってくる」と言っていました。
私は普段通り相槌を打っただけで特に興味はありませんでしたが、
いま考えると手がかりになると思います。
夫がその地域に知り合いがいたかわかりません。
どんな些細なことでもいいのでご一報くださると助かります。
よろしくお願いいたします。

■著者 最東対地(さいとうたいち)
1980年5月9日生まれ。
大阪府交野市出身。大阪府在住。2013年より執筆活動を開始。
ホラーブログ『最東対地の嗤う壷』開設。
2016年、『夜葬』(角川ホラー文庫)で第23回日本ホラー小説大賞・読者賞を受賞しデビュー。
近著に『花怪壇』(光文社)、『この場所、何かがおかしい』(エクスナレッジ)、
『恐怖ファイル 不怪』(竹書房怪談文庫)、『ふたりかくれんぼ』(二見ホラー×ミステリ文庫)、
『カイタン』(集英社オレンジ文庫)、『七怪忌』(角川ホラー文庫)など

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Posted by ブクログ

こないだ読み終わった『耳なし芳一のカセットテープ』がめちゃくちゃ面白かったので同じ作家さんの作品を読みたかった。
これはずーっと流行っているモキュメンタリーホラー系だけど、伏線みたいのとか斬新。
いちばん最後に主人公?のXにいくことができるんだけどそこも読み込むとさらに面白いし仕掛け的にありありのあり笑
S邸って、令和の迷い家なんやろなーとは思うけどそれだけじゃなくておじいさんと呼ばれてる死体みたいな若い男とか、S邸行ったあと死んだ人たちがみんなS邸から何か持ち出してたとか全てが回収されていくのは読みやすくて良い。
しかし、最後のXは謎のままだし、謎は謎で終わってるのは怪談ではありありのありです。普通に楽しく読めた。ありがとうございました!

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2025年12月11日

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