あらすじ
双子の兄と一緒に遭った交通事故をきっかけに、幽霊が見えるようになってしまった医大生の小夜。学業もままならず休学した彼女に、祖母は自身が所有する屋敷の管理を依頼する。そこで出会ったのは、昼夜逆転生活を送る謎めいた美貌の青年・深影。彼はこの世に留まる幽霊たちを治療し、最期の苦しみを取り除いてあの世へと送り出す「幽霊専門の医師」だった。事故で亡くなってからずっと小夜に取り憑いている兄・景を悪霊にしないためにも、小夜は深影を手伝うことになり――。
【登場人物紹介】
・望月小夜(もちづきさよ)
幽霊が見えるようになってしまった医大生。双子の兄である景を交通事故で失い、その日以来、景の幽霊が常にそばに佇んでいる。
・深影柾(みかげまさき)
屋敷に住み、幽霊たちを治療して隠世へ送り出す「医師」。ほぼ引きこもりのような生活をしており、死神のような美貌の青年。金平糖を常食。
感情タグBEST3
すごいお話でした
作家さん買いです。
分かっていたけどすぐに惹き込まれて一気に読んでしまって寝不足に…。眠いけどすごくおもしろかったです。
未練を残した幽霊が治療されて旅立っていけるのは素晴らしいことだな、と思いました。景はなかなかヘビーな兄でしたが、あの世に進めてよかった。
景と小夜が触れ合うシーンにはボロ泣きでした。
仲が良すぎる兄妹。麗しすぎる額をすり寄せるシーン。そして景が小夜をかわいそうでいてほしかったと言う気持ちもわからんではないけれど、一生そのままでいるつもりだったのかなと興味深く読みました。
あと、蓮くんのくだりも号泣でした。大人びちゃう8歳、気持ちはわかる気がしました。
そして深影先生の探す幽霊さんとの物語は読めないのでしょうか。
すげー読みたいのですが…。
次回作も楽しみにしています。
Posted by ブクログ
双子の兄を事故で亡くしてから幽霊が視えるようになった妹、小夜。
代々医者系の小夜の家系には秘密があった。
痛みを感じて彷徨う幽霊たちを幽世へと送り出す治療をすること。
小夜の遠い親戚にあたる医師、深影は、ある過去を引きずりながら、幽霊たちの治療にあたっていた。
小夜はその助手をすることに。
深影の過去とは。
小夜に取り憑いている兄の幽霊はどうなるのか。
めちゃくちゃ面白かったです。
これは無理矢理でも続編を描いてほしい!
Posted by ブクログ
執着していたのは兄だったのか、妹だったのか。
その答えは最後に。
苦しむ幽霊を治療し、あの世へ送り出す医師兼祓い屋のお話。
その見習いで後継ぎ候補の小夜にしろ、当代の深影にしろ、互いに大切な人を亡くしたという共通点はあるが他は割と正反対。
それなのに、やはり共通点もあってか、何だかんだで互いを理解しているという。
面白いバディである。
小夜が連れている幽霊のお姿が大分あれなので怖い話かなと思いきや、案外賑やかな印象だった。
治療を受けに来ている割に、幽霊たちが何かと元気。
ただ小夜も深影が抱えていることが重いというだけで。
毒親も出てくるから、余計にしんどい。
小夜の件はこの話で一応解決はするが、深影の件は解決しないままなので、ちょっともやっとする終わりではあった。
深影も救われる日は来るのだろうか。