あらすじ
双子の兄と一緒に遭った交通事故をきっかけに、幽霊が見えるようになってしまった医大生の小夜。学業もままならず休学した彼女に、祖母は自身が所有する屋敷の管理を依頼する。そこで出会ったのは、昼夜逆転生活を送る謎めいた美貌の青年・深影。彼はこの世に留まる幽霊たちを治療し、最期の苦しみを取り除いてあの世へと送り出す「幽霊専門の医師」だった。事故で亡くなってからずっと小夜に取り憑いている兄・景を悪霊にしないためにも、小夜は深影を手伝うことになり――。
【登場人物紹介】
・望月小夜(もちづきさよ)
幽霊が見えるようになってしまった医大生。双子の兄である景を交通事故で失い、その日以来、景の幽霊が常にそばに佇んでいる。
・深影柾(みかげまさき)
屋敷に住み、幽霊たちを治療して隠世へ送り出す「医師」。ほぼ引きこもりのような生活をしており、死神のような美貌の青年。金平糖を常食。
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Posted by ブクログ
執着していたのは兄だったのか、妹だったのか。
その答えは最後に。
苦しむ幽霊を治療し、あの世へ送り出す医師兼祓い屋のお話。
その見習いで後継ぎ候補の小夜にしろ、当代の深影にしろ、互いに大切な人を亡くしたという共通点はあるが他は割と正反対。
それなのに、やはり共通点もあってか、何だかんだで互いを理解しているという。
面白いバディである。
小夜が連れている幽霊のお姿が大分あれなので怖い話かなと思いきや、案外賑やかな印象だった。
治療を受けに来ている割に、幽霊たちが何かと元気。
ただ小夜も深影が抱えていることが重いというだけで。
毒親も出てくるから、余計にしんどい。
小夜の件はこの話で一応解決はするが、深影の件は解決しないままなので、ちょっともやっとする終わりではあった。
深影も救われる日は来るのだろうか。