あらすじ
「美喜ちゃん、あとはよろしくね」
叔父の第四代当主、徳川慶朝に託されたのは、歴史ある徳川慶喜家の「家じまい」を果たすという、重い重い役割でした。
約6000点の歴史資料と東京都の史跡指定も受けた約300坪の墓の預け先を探す、一風変わった家じまいの道のりが始まりました。
嫁入りして離れたはずの家の当主になり、日々あわあわと奮闘。
徳川家康の肖像画にそっくりとSNSで話題になったり、あれよあれよと時の人になった著者を、ちょっぴりさみしそうに見つめている旦那さんの姿だったり。
「女性当主」は前代未聞のゆえに、なかなか受け容れてもらえない苦しさもありました。
それでも、歴史に向き合う中で見えてきた、「徳川慶喜家」のすがたとは――。
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家を継ぐ、というのは、一体どういうことなのでしょう。ふと我に返ると不思議な気持ちになるときもありますが、「現代の大政奉還」なのだと考えるようにしています。徳川慶喜家の歴史はそのまま日本の歴史につながるものであり、その歴史を国にお返しするのが私のつとめと思っています。
(はじめに)
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感情タグBEST3
Posted by ブクログ
なかの人のリアルな話がきけるとても貴重なほんだとおもう。読んでよかったです。僕にとっては、何よりも、東照公御遺訓に出会えたこと。
堪忍は無事長久の基、怒りは敵と思へ
今の僕にはホントに沁みる言葉でした。
Posted by ブクログ
「葵の紋を継ぎまして」の表題と女性名の作者に興味を惹かれて。
“葵”とは 徳川家。徳川家を女性が継ぐとは。
予想通りと言うか 予想外と言うか。
こういう歴史ある家柄では 大変なことだなと。
巷でも “家じまい、墓じまい”の言葉が 多く聞かれる世の中になってきましたが、このような家柄では なかなかの決断だったと思います。
孤立無援の戦いのような立場で奮闘されている
作者に 今 我が家も“家じまい、墓じまい”の最中の同じ女性として(規模は 天と地ほどの差がありますが) 読みながらエールを 送っていました
資料は東京国立博物館に 徳川慶喜家の方々の御霊は上野東照宮にお渡し出来て 読んでいる方も安心しました。重要な大切な資料が 散逸しなくて良かったです。新たな歴史的な発見があるかもしれません。
今の世の中 格式ある家柄を継ぐことの大変さ
よくよくわかりました。
Posted by ブクログ
徳川慶喜家現代当主の著者。
使命は、先代から受け継いだ墓仕舞いと家じまい。
Xでその存在を知ったのはいつだったのか。女性ということもあって周囲との軋轢で相当苦労されているようであったし、何より、あの慶喜公が単独の家を持ち、あの慶喜公の家が、仕舞、という局面にあることに非常に驚いた。
本としては弱い。やっぱり素人の文章だし、特に最終章の、ご本人の生活は正直必要もなかったのではないかと思う。これは、SNSではない。
ここに至るいろんな流れとか、登場人物とか、発言とか、もっと掘り下げて読みたかったと思う、正直。ただのエッセイになっているのがとっても勿体無い。誰か、しっかりしたノンフィクションルポライターを入れて、慶喜公の明治から、今に至るまでを知りたい。
大体、徳川が現在一二家もあるなんて知らんかったもんな。中でも、宗家と慶喜家が別格のようなのである。
それでも今に至り、周囲は好き勝手言う。
知りたいなあ。