【感想・ネタバレ】嫌い同士のわたしたちは一夜の過ちで【電子特別版】のレビュー

あらすじ

「世界で一番先輩が嫌いです」「私も世界で一番嫌いだから」 大学の同好会の後輩・篠宮と先輩・畑野は嫌い合っていた。 同好会の飲み会の翌朝、裸で同じベッドにいた二人は一夜の過ちを犯したことを知り、互いに忘れることを誓う。それぞれが大学生活を過ごす中、畑野は大嫌いな篠宮が芸術一家の落伍者で、そして彼女の破滅的な生き方がそれに起因することを知る。分野は違えど創作者である小説家志望の畑野は「孤独」と「欠落」に共感して篠宮を放っておけなくなり……。これは、二人が不器用に交流を重ねていくうちに惹かれ合い、共に人生を歩む物語。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

お互い「世界で一番嫌いなタイプ」の女子大生二人が、一夜の過ちを切っ掛けに交流を重ねて、やがて人生を共に進むまでが描かれる百合作品。女性同士の恋愛物語でもある本作ですが、そこは本質ではないように思います。本作品は、創作に対する挫折による精神的欠落を不純な形で埋めようとする篠宮と、一向に芽が出なくとも小説家を目指し挑み続ける畑野が、すれ違いながらも心を通わせ、それぞれの形で「芸術」に向き合う姿を描く人間ドラマであり、大人の「青春」物語と言えましょう。傑作。

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2026年05月31日

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