【感想・ネタバレ】四人のナオちゃんのレビュー

あらすじ

上原桃子、三十八歳。夫と小学生の娘がひとり。ありきたりな専業主婦の彼女には、とある悩みがあった。人生の折々で、同姓同名かつ同じ顔、ただしそれぞれはまったく別人の『ナオちゃん』に遭遇するのだ。一人目は小学校の時の担任で、他の生徒にはいい先生なのに桃子だけはいじめられた。二人目は新卒で就職した会社の先輩で、やっぱり上司や同僚にはいい顔をしつつ、桃子には嫌がらせをしてくる。三人目は娘が通う幼稚園の保護者で、同じ行事の係になった際、自分の意見をごり押しして桃子はひどく振り回された。呪いなのか、奇跡的な偶然なのか・・・。ともかく『ナオちゃん』は自分を苦しめる天敵だと桃子は確信する。そんな中、四人目の『ナオちゃん』が娘のクラスメイトとして現れ!? 2025年ノベル大賞〈大賞〉受賞作。

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Posted by ブクログ

2025年集英社ノベル大賞の〈大賞〉受賞作
 
「ナオちゃん」って何者?

同姓同名のナオちゃんが人生の節目節目に現れるなんて、本当にホラーだよね。
しかも、自分が最も苦手なタイプの人間なら尚更。一回でも嫌なのに4回も遭遇するなんて、「なんの罰ゲームだよ!」って感じ。
ナオちゃんの無限ループは、想像しただけでも「ひぃ~」ってなるくらい怖い!ナオちゃんの性格も、ある意味サイコパスに近いものがあってリアルにゾッとした。

最後のオチについても、結局「どっちなんだろう?」と考えさせられる。4人目のナオちゃんが「最強のラスボス」だったほうが物語としては面白かったかもしれないけれど、そうなるとラストがガラリと変わって、最悪のバッドエンドになっていたかも……。

同姓同名は現実にはないけれど、こういった人種はリアルでもいるし、「人間の心理」としても本当にありそうで怖い。
そして、最後に桃子のお母さんが放った「グッジョブ!」な一撃は本当に最高だった!

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2026年05月31日

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