【感想・ネタバレ】四人のナオちゃんのレビュー

あらすじ

上原桃子、三十八歳。夫と小学生の娘がひとり。ありきたりな専業主婦の彼女には、とある悩みがあった。人生の折々で、同姓同名かつ同じ顔、ただしそれぞれはまったく別人の『ナオちゃん』に遭遇するのだ。一人目は小学校の時の担任で、他の生徒にはいい先生なのに桃子だけはいじめられた。二人目は新卒で就職した会社の先輩で、やっぱり上司や同僚にはいい顔をしつつ、桃子には嫌がらせをしてくる。三人目は娘が通う幼稚園の保護者で、同じ行事の係になった際、自分の意見をごり押しして桃子はひどく振り回された。呪いなのか、奇跡的な偶然なのか・・・。ともかく『ナオちゃん』は自分を苦しめる天敵だと桃子は確信する。そんな中、四人目の『ナオちゃん』が娘のクラスメイトとして現れ!? 2025年ノベル大賞〈大賞〉受賞作。

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Posted by ブクログ

タイトルから惹かれて購入したのだけど、何人もの同姓同名のナオちゃんが自分の人生に関わり、嫌な事をされる…

最初のナオちゃんは分かるなぁ…と。
ここまでではないけど、わたしもされていたので。
トラウマとしてこびり付いて、その生霊の如く、同じ顔で同じ名前の人が自分の人生で現れたら気がおかしくなるなぁ…

でも、その裏にあった真実。そして背け続けていた事への立ち向かう強い心、そして、優しさ。

色んな所で複雑に絡み合う恨みから生まれるものってあると思います。
このお話もそうだけど、しっかり仕返しして、その負のループを自分で立ち止まって変えれた桃子は凄いなぁと。
わたしだったら、逃げ出します。
先が気になりすぎて夜中まで読んでしまいました!

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2026年08月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

まさか名前も顔も同じナオちゃんだとは思わなかった。しかも4人とも話が通じない。特にナオちゃん先生は陰湿で怖かった。ミステリーを読んでいるような不気味さがずっとあった。
4人目のナオちゃんが出てきた時には、誰かしらに不幸が訪れるのかもしれないと構えてしまうほどだった。しかし、4人目のナオちゃんはうまく乗り切れたようでいい終わり方だったと思う。

そしていつかナオちゃん先生もトラウマは自ら呼び寄せていることに気づくことが出来るだろうか。

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2026年06月21日

Posted by ブクログ

2025年集英社ノベル大賞の〈大賞〉受賞作
 
「ナオちゃん」って何者?

同姓同名のナオちゃんが人生の節目節目に現れるなんて、本当にホラーだよね。
しかも、自分が最も苦手なタイプの人間なら尚更。一回でも嫌なのに4回も遭遇するなんて、「なんの罰ゲームだよ!」って感じ。
ナオちゃんの無限ループは、想像しただけでも「ひぃ~」ってなるくらい怖い!ナオちゃんの性格も、ある意味サイコパスに近いものがあってリアルにゾッとした。

最後のオチについても、結局「どっちなんだろう?」と考えさせられる。4人目のナオちゃんが「最強のラスボス」だったほうが物語としては面白かったかもしれないけれど、そうなるとラストがガラリと変わって、最悪のバッドエンドになっていたかも……。

同姓同名は現実にはないけれど、こういった人種はリアルでもいるし、「人間の心理」としても本当にありそうで怖い。
そして、最後に桃子のお母さんが放った「グッジョブ!」な一撃は本当に最高だった!

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2026年05月31日

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