【感想・ネタバレ】9人の「超個性」 プロの新仕事論のレビュー

あらすじ

時代を作り、人々を熱狂させる「ヒットメーカー10人」が本音で語る「プロの新仕事論」。目まぐるしく変化していく時代、5年後に成功を手にするにはーー? 10代20代30代は必見! その全スキルが分かりやすく図解入りで明かされる。

●「“枠をはみ出る瞬間”が自分を引き上げる」
●「プロへの近道は“数をこなすこと”」
●「“組織における立ち位置”を見極める」
●「企画は“立体的に考えることでうまくいく”」
●「迷いが生じたら“嘘のない自分”を信じる」
●「コミュニケーションはまず“自分を開示する”」
●「“言語化”を徹底しながら“言語化できない感覚”も意識する」
……etc.

2024年7月1日の配信開始以降、業界内外から好評を博してきた、敏腕漫画編集者・林士平のポッドキャスト番組『林士平のイナズマフラッシュ』が、ついに書籍化! 本番組では、人気漫画『SPY×FAMILY』や『チェンソーマン』などを手がける漫画編集者・林士平がホストとなり、ジャンルを超えた多彩なゲストを招いて、ヒット作品の舞台裏や次に作りたいもの、仕事観、価値観、人生の転機など、「成果を生み出す思考」に迫ってきた。本書ではその内容を再構成し、「各界の第一線」で活躍するゲスト8名との対談を収録。さらに、数多くのラジオ番組や「オードリーのオールナイトニッポン in 東京ドーム」の製作総指揮を務め、番組の企画者でもあるラジオプロデューサー・石井玄との「完全書き下ろし対談」も特別掲載。
バラエティ、ドラマ、映画、広告、ラジオ、アニメ、お笑い……異なる領域のヒットメーカーたちは、激変していく時代に、自分をどうプロデュースし、チームを動かし、仕事に向き合っているのか。その対話から、「企画力」「引き出し力」「チーム力」「インプット力」「突破力」をはじめ、どんな仕事にも応用できる「普遍的なスキル」が見えてくる! 異なる業界の「思考法」を学べば、自分の仕事を一段引き上げる「武器」になること間違いなし! コンテンツを生み出すクリエイターのみならず、すべてのビジネスパーソンに、「視座」を与える一冊となっている。

【対談ゲスト】(敬称略)
1. 津田健次郎(声優・俳優)
2. 糸井重里(ほぼ日代表)
3. 野木亜紀子(脚本家)
4. 風間俊介(俳優)
5. 佐野亜裕美(ドラマプロデューサー)
6. 山田兼司(映画プロデューサー)
7. 蓮見翔(ダウ90000)
8. 佐久間宣行(テレビプロデューサー)
9. 石井玄(ラジオプロデューサー)

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Posted by ブクログ

ネタバレ

津田さん
キャラクターが実在すると思って打ち合わせできるかどうかが大事。初回のアフレコにはできるだけ作家を連れていく。声優の意気込みが変わってくる。
制限があるからこそ、工夫してアイデアを生み出すことができる

糸井さん
日本の会社は優しい、研修やマニュアルがしっかりある。だから、枠をはみ出る瞬間みたいなものは自分で取りに行かないといけない。
お金は後からついてくる考え方が大事。まずは楽しまないと、働く目的を忘れてしまう。学んでいる人よりも楽しんでいる人が上で、それよりも遊んでいる人が上。冗談とかからアイデアは生まれる。(=心理的安全性が高い状態を目指す。つまり肩書きに囚われて言いたいことを言えなくなる状態を無効化する。素の自分でいる努力を惜しまない。)
ライブの中にワークを置く。仕事と友人と家族と自分をスケジュール管理でジャグリングのように回している。仕事の自分と友人のボールはゴムボールで、家族のボールだけがガラスのボール。

風間俊介さん
少年の頃に漫画を読んでいたおかげで、常に頭の中に物語っていうものを維持する能力が育った。SNSはリアルタイム性を犠牲にしても自分のフィルターというチェックを通すべき

同じ作品何度も読み返すことで深度は増す。
→本をたくさん読みなさいというのは冊数のことではない。

嘘ってすごく大切。人の気分を害したり、自分が有利になるように人を貶める嘘は論外だけど、日常の中で嘘や演じることは、往々にしてあって、それは基本スキルとして持っておいた方がいい。

面白い、つまらないに嘘をつくと、自分の価値が一気に下がる。そこは、心の言葉のまま。

つまらない=面白さがわからなかった、こういう風な面白さ目指してます?

華を手に入れようとするのではなく、華を持ってない自分を誇らしく掲げよう。

蓮見さん

アイデアを生み出すコツは散歩。何か思いついたらスマホにメモを取る。今登場しているキャラクター同士の関係性でやっておくべきことはちゃんと全部やり終えてるか。

創作のヒントは人の会話。ファミレスとかで人の会話をこっそり聞いていたりする。

学生の時の友達と会う時間は、自分の本当の素のキャラクターを確認する時間だったりする。学生時代の友達と会うことで、10代の頃に自分が持っていた視点を確認することができる。

飲みには過去飲みと未来飲みがある。

観客が持ち帰るものがないとダメみたいな風潮はもうやめたい。面白かっただけでいいじゃん。劇場で笑った体験こそ持ち帰るものだし、これが回り回って個々の観客にとって何かしらのテーマになると思う。

キャラクターに操り人形の糸が出てくるのは良くない。物語のために生きている人が出てくるとめっちゃ冷める。キャラクターに一貫性があることが最重要課題。

雑誌の役割をTikTokやYouTubeが担っているのはあるかもしれない。衝撃的な出会いがそこにあるから。

佐久間さん

お笑いは今ハイコンテクストになっている。しんどくなってきている。

売れている芸人は「実は」を持っている。表のキャラクターを裏切るキャラクターを持っていて、その引き出しがいくつかあると、いろんなバラエティ番組を1周してもやっていける。

佐久間さんが生き残れたのは、先を見て、成長分野に対応できるディレクターになったのが大きい。また、ゴットタンが続いた理由は、早めの段階で番組のフェーズを見極められたことが大きい。つまり、現状を分析してテストするというアクションをする必要がある。

若林さんが、自己開示がうまいのは、自分を研究してきたから。だから、自分を開示するための言葉をたくさん持っている。

佐久間さんは人に注意する時も、個別に、文章で怒るようにしている。証拠に残って、周りに拡散されてもいいような形でしか怒らないように決めている。自分より立場の低い人間に対して強く言っていくと、人間は快楽物質が流れる。

頑固さと柔軟さのバランスを併せ持つ人は、社会的成功に近づける。頑固さ=自分の芸風、柔軟性=マーケティング。

ダメな理由を説明する時間は、規格の良し悪しに関する感覚を養うトレーニングになる。人を育てて、成長させることの意味とは。

本屋大賞を知ることは大事。書店に刺さる作品はどういうものなのかを確認するから。

人の業が見えるから、犯罪のニュースはチェック。熱闘甲子園も要チェック。30分の番組の中に3つぐらいのドラマがあって、日本人が好きな感動のパターンがそこに詰まってるんです。

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2026年04月03日

Posted by ブクログ

津田さん
キャラクターが実在すると思って打ち合わせできるかどうかが大事。初回のアフレコにはできるだけ作家を連れていく。声優の意気込みが変わってくる。
制限があるからこそ、工夫してアイデアを生み出すことができる

糸井さん
日本の会社は優しい、研修やマニュアルがしっかりある。だから、枠をはみ出る瞬間みたいなものは自分で取りに行かないといけない。
お金は後からついてくる考え方が大事。まずは楽しまないと、働く目的を忘れてしまう。学んでいる人よりも楽しんでいる人が上で、それよりも遊んでいる人が上。冗談とかからアイデアは生まれる。(=心理的安全性が高い状態を目指す。つまり肩書きに囚われて言いたいことを言えなくなる状態を無効化する。素の自分でいる努力を惜しまない。)
ライブの中にワークを置く。仕事と友人と家族と自分をスケジュール管理でジャグリングのように回している。仕事の自分と友人のボールはゴムボールで、家族のボールだけがガラスのボール。


【野木亜紀子】
ドラマを作るなら、ドラマ以外も見るべき
一つの世界だけを見ていたら縮小再生になる

『結局シナリオ指南本みたいなものは基本的に役に立たない』唯一、舟橋和郎の「シナリオ作法四八章」シド・フィールド「映画を描くために貴方がしなくてはならないこと」
は役に立った。
林「ドキュメンタリーを漫画家さんに勧める」
 「直近の作品と近いキャラクターやテーマはダメ」

やりたいことをやる為にタイミングを見極める
若いうち、始めたばかりでは、上の人に辺に曲げられたり、思い通りに出来ないことが多々ある。売れて、何も言われなくなった時にする為、本当にやりたい事は温存しておいてもいい。


【風間俊介さん】
少年の頃に漫画を読んでいたおかげで、常に頭の中に物語っていうものを維持する能力が育った。SNSはリアルタイム性を犠牲にしても自分のフィルターというチェックを通すべき

同じ作品何度も読み返すことで深度は増す。
→本をたくさん読みなさいというのは冊数のことではない。

嘘ってすごく大切。
人の気分を害したり、自分が有利になるように人を貶める嘘は論外だけど、日常の中で嘘や演じることは、往々にしてあって、それは基本スキルとして持っておいた方がいい。
〆切は早めに伝える。後ろの人たちに負担を強いればもう少し伸ばせる〆切と本当のデッドラインは隠して、社会の仕組みを教えるように。

作家さんが悩んでいる時
林「面白い、つまらないに嘘をつくと、自分の価値が一気に下がると思うので、そこは徹底。」「面白い、つまらない、わからない、ここを変えたらいい、は基本、心の言葉のまま」
「つまらない」→「ここ、ちょっと面白さが分かんなかったです」「これは、こういうふうな面白さ目指してます?」言い方は変える。
直せるチャンスがあるなら直す。それが作家さんとのコミュニケーションになる。
伝え方の難しさ。
→ズバッと言って欲しい人もいて。経験からこんな作品の人にはこう伝えようと、統計的に探り探り。



【蓮見さん】
アイデアを生み出すコツは散歩。何か思いついたらスマホにメモを取る。
漫画は特殊な創作。リアルタイムで、読者と作り上げていく。
『後戻りはできないよ?』クリティカルな展開の前に、今登場しているキャラクター同士の関係性でやっておくべきことはちゃんと全部やり終えてるか。確認する。

創作のヒントは人の会話。ファミレスとかで人の会話をこっそり聞いていたりする。
学生の時の友達と会う時間は、自分の本当の素のキャラクターを確認する時間だったりする。学生時代の友達と会うことで、10代の頃に自分が持っていた視点を確認することができる。
飲みには過去飲みと未来飲みがある。

林 メモツールを変えるのにハマっている
ツールを替えるとメモの仕方が変わり、思考も変わる
いまはObsidian。

物語のために生きている人が出てくると冷める。
林「操り人形の糸が出てくるのは良くない。」と伝える。物語のために生きている人が出てくるとめっちゃ冷める。0にするのは難しいから、キャラクターに一貫性があることが最重要課題。

雑誌の役割を TikTokやYouTubeが担っているのはあるかもしれない。衝撃的な出会いがそこにあるから。


佐久間さん
お笑いは今ハイコンテクストになっている。しんどくなってきている。
売れている芸人は「実は」を持っている。表のキャラクターを切るキャラクターを持っていて、その引き出しがいくつかあると、いろんなバラエティ番組を1周してもやっていける。
佐久間さんが生き残れたのは、先を見て、成長分野に対応できるディレクターになったのが大きい。また、ゴットタンが続いた理由は、早めの段階で番組のフェーズを見極められたことが大きい。つまり、現状を分析してテストするというアクションをする必要がある。

自分を開示する事で、相手は相手のことを教えてくれる。
若林さんが、自己開示がうまいのは、自分を研究してきたから。だから、自分を開示するための言葉をたくさん持っている。

佐久間さんは人に注意する時も、個別に、文章で怒るようにしている。証拠に残って、周りに拡散されてもいいような形でしか怒らないように決めている。自分より立場の低い人間に対して強く言っていくと、人間は快楽物質が流れる。
頑固さと柔軟さのバランスを併せ持つ人は、社会的成功に近づける。頑固さ=自分の芸風、柔軟性=マーケティン
グ。

ダメな理由を説明する時間は、規格の良し悪しに関する感覚を養うトレーニングになる。
林「漫画の持ち込みを受けることは、その最たるもの。1作品のヒットで持ち込みを受けなくなる編集者もいるが、成長しなくなると思う。」

林「本屋大賞を予想してみる。書店に刺さる作品はどういうものなのかを確認するから。自分の好きな作品とは違ったりもする。」

林「人の業が見えるから、犯罪のニュースはチェック。熱闘甲子園も要チェック。30分の番組の中に3つぐらいのドラマがあって、日本人が好きな感動のパターンがそこに詰まってるんです。」

あとがき

AIに対しての人間の優位性は言語化できない感性と身体性
【林】
AIを仕事で使う。
脳のキャパには限界があるので、過去のあおりを学習させて、あおりの案を出してもらってる。そのままでは使えないが、自分では出てこないようなフックのある言葉も出てくるので、自分の言葉を探すための助けになる。

AIにできないこと
二次利用作品の脚本チェック、グッズ等でのキャラクターの一貫性の管理。キャラクターのブレや遊びをどの程度許容するかはメディアによって違う。(ミュージカル、劇場版アニメ) 感覚的な問題は難しいのでは。

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2026年04月03日

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