【感想・ネタバレ】古城で暮らす私たち ~魔女と学者と少年の一見穏やかな日々~1のレビュー

あらすじ

近代化が進むエルノーブル国の首都パロムシティ。
そこでは没落貴族や台頭するニューマネーと呼ばれる平民、絶滅寸前の魔法使いたちがそれぞれ暮らしていた。
魔女としての力を持たない代わりに「人の記憶を見る」という特殊能力を持つニナは、魔女である師匠から成長のために今後は都会に住んで人と触れ合うように言われる。ニナは師匠が顧客にもらったという小さな古城を譲り受けて一人暮らしを始めることに。
ある日、その城の正当な相続人で多才な貴族のレクスが現れるも、利害の一致からニナは彼と契約を交わし共同生活を決める。さらに秘密を抱える五歳の少年フレッドも加わり、三人は各々の悩みと目標を胸に、穏やかな日々を送っていくが――。
古城で巻き起こる幸せなヒューマンドラマ、ここに開幕♪

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Posted by ブクログ

 面白かった〜。ほっこり、ジレジレ、ハラハラ、ニヤニヤ。一気に読んでしまった。

 カズオ・イシグロの『日の名残』を思わせる時代背景、魔法使いは細々とその命脈を保っているそんな世界で、魔女として独り立ちしたばかりの主人公が、古城で経験するあれこれのお話。

 この作者さん特有の優しい登場人物たちが引き起こすさまざまな、だが相手のことを思い遣っての事件。良いね。食べ物も美味しそうだし、「だけ料理」と銘打った焼いただけの料理ですら魅力的。
 最近高知で買って来た塩にハマって、フライパンで焼いただけの野菜に「新月の塩(小粒)」をかけて食べているのだが、美味しい素材にはシンプルな料理法が合うのかもしれない。

 しかし、この挿絵、何を考えて編集さんはOKをだしたんだろう?内容とも、作者の醸し出す雰囲気とも、まるっきり違うのだが?この出版社も落ちた物よ。まぁ、自分の持っているイメージと合わないからと言って、否定するのも、おとなげないか。

 一巻とある。続きも出るのだろうか。主人公の占いの話やら弟子の成長やら恋愛話やら気になるポイントはたくさんあるのだが。出るといいな。応援している。

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2026年06月02日

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