あらすじ
【デジタル版限定!「少年ジャンプ+」掲載時のカラーページを完全収録!!】「夢中なもの」が見つからない高校生・羽鳥。そんな彼の前に現れたのは、“なんでもしまえる不思議な靴下”を持つクラスメイト・古田だった。彼女は町に潜む「面白いもの」を見つけられる不思議な目を持っており…? 少しの不思議が世界を変える、(非)日常青春譚開幕!
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Posted by ブクログ
これは、実にグッと来た。
意見はそれぞれだろうが、やはり、漫画読みにとっては、グッと来る作品に出逢える事が一番、幸せだ、と私は信じている。
この『羽鳥と古田の非日常茶飯事』を読んで、改めて自覚したんだが、どうにも、私は、この手のちょっと不思議な事が起こるタイプのストーリーと、主役の頭のネジが飛んでいるタイプの作品が好きらしい。
無気力、と言うより、自分が本気になれる、熱中になれる何かを見つけられず、燻っていた男子高校生が、風変わりなクラスメイトの女子と出会った事で、これまでとは一線を画した「面白い」に満ちた日常に身を投じていくって流れが、実に私好みだった。
この(1)のラストで、羽鳥と古田は謎の生物を育てていたのだが、そんな二人の前に、明らかに非合法な組織っぽいメンバーが姿を見せている。一触即発、と表現するに相応しい状況で、頭のネジが飛んでいる羽鳥が、どんな大暴れを魅せてくれるのか、楽しみでしかない。羽鳥を主人と認めているペロと一体化し、人外に近付いた存在になるとか?
この台詞を引用に選んだのは、羽鳥、推せるなぁ、と感じたものだったので。
目は口程に物を言う、とはよく言ったものだ。
誰がどう見たって、この目は、頭のネジを夢を叶えるためなら飛ばせる人間のそれだ。
好感を持てる一方で、身内に、こういう目が出来ちゃう奴がいたら、死に直結する無茶をしないか、心配になるだろう。
ただ、世界に蔓延っている、良くない常識をぶっ壊せる存在になれるのは、この目が出来る奴ってのも確かだ。
空っぽであるって事は、いくらでも、これから入れられるって事ではあるにしろ、果たして、羽鳥は何を入れていくのか。そして、入れられたモノは、羽鳥をどんな人間にしていくのか・・・
「口先だけじゃなけりゃ良いんですがねぇ」
「?」
「『この靴下くらい面白いもの』、それのためなら、命かけられるかって聞いてんですよ」
「うん」(by古田廿七、羽鳥美智)