【感想・ネタバレ】星霜の心理士 1のレビュー

八ツ波樹 / 雪平薫

異世界を救う勇者一行の心理カウンセラー

人類と魔族が戦争中の世界。
市民に英雄と称えられながら、決死を前提とした戦いに心病む勇者たち。
賢者・ソフィアは彼らを救いうる存在として、現代日本から異世界転移してきた臨床心理士・霜月星乃の心理療法に一縷の望みをかけて……!?

本格ファンタジーの世界で紡ぐ、臨床心理学異譚!!

[たかたか · ★★★★★]

良き

今まで転生物は色々読んだけど転生した先の人間達、勇者一行の心理に関するのは無かったですね。
敵を倒すためにこちらの人間側も亡くなる、その心理的負担はどれ程の物なんだろうと考えた事なかったなぁ…
これからが楽しみな本です。

＃切ない ＃深い

[ブクログ · ★★★★★]

異世界×臨床心理士

この設定は、今まであったのだろうか？
勇者などが抱える苦悩を、
何らかの関わりや対話の中で解きほぐす展開は、
これまでの作品でも見たと思います。
しかし本作は、
終始、勇者のパーティそれぞれへの
カウンセリングで話が進んでいきます。

もともと私は、
カウンセリングや人の心理が好きで、
かつ異世界やファンタジーも好きなので、
本作を面白く感じているのかもしれません。

が、評価の平均が4.6を超えているということは、
面白く思っている人が
たくさんいるということですね。

まだ未読の方は、
ぜひ一度読んでほしいです。
主人公の佇まいが、私の好きな人に似てる笑

[ブクログ · ★★★★★]

異世界転生ものは、荒唐無稽な世界観に入り込めず、普段あまり積極的には読まない。しかしこの漫画は「チート能力」で無双する物語ではなく、前世の経験や能力を活かして問題を解決していく設定のため、素直に読み進めることができた。

また、魔族との戦闘シーンが中心ではなく、その前後の出来事に物語の比重が置かれている点も新鮮だった。異世界の勇者たちが抱えるストレスや負担に焦点を当てているのが興味深い。

さらに、作画のクオリティが高く、ストレスなく読みやすい点も魅力だ。

2巻も楽しみ。