【感想・ネタバレ】billboardを呼んできたサラリーマン―――電鉄会社の傭兵たちが作った夢の棲家のレビュー

あらすじ

阪神電鉄に入社した音楽好きの社員たちが、一人の男が提出した事業計画書をきっかけに音楽ビジネスという新境地の開拓に巻き込まれていく。やがて彼らは、Billbord Liveを東京、大阪にオープンさせ国内音楽シーンの頂点Billbord Japan Chartsを運営するオンリーワン企業へと変貌を遂げる※ダイヤモンド社より配信されていた同タイトル作品と同じ内容になりますので重複購入にはご注意ください。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

阪神電鉄の社員が阪神ブルーノート、そしてビルボードライブを設立して奮闘していく様を記した一冊です。電鉄会社の拡大事業ということで、まずジャズの名門ブルーノートを大阪を誘致して赤字からのスタートで試行錯誤を繰り返す。アーティストたちとの関わり合い、そしてブルーノート本社とのバチバチ。様々な壁にぶつかりながら軌道に乗り、JAZZというジャンルに束縛されずに他ジャンルにも進出していきます。

見どころはいろんなアーティストとのブッキングをしていく過程でのエピソード。
ほんとに癖のあるいろんなアーティスト達とトラブルを乗り越えていく様子が面白い。日本人と外国の方との価値観の違いが、こんなにもビジネスで壁になっていくのか、と感じました。

巻末の、アーティストたちによるビルボードジャパンへの寄せ書きを読むと、今まで共に音楽シーンを日本で作り上げてきた人たちの熱気や思いも伝わります。

自分の音楽ジャンルもいっぱい開拓していきたくなるような一冊です。

0
2022年01月27日

「ノンフィクション」ランキング