【感想・ネタバレ】ヨシダ檸檬ドロップス 2のレビュー

若木民喜

”パワフル健気”なニューヒロインに刮目！

個性ゼロのゼロ人間にして京大生恐怖症の1回生、山川可志夫。
京大イチ有名な女子プロレスラーに進化を遂げた高校同期・
沢北陽子（＝ザ・サンシャインキッド）からの猛アタックにも恐れをなすばかり…

しかし、ここへ来てコロナ禍に埋もれていた音楽的才能が発覚!?
カシオの自意識に訪れる変化。
そしてもう一度、あの日の告白の返事を――

『神のみぞ知るセカイ』『結婚するって、本当ですか』著者が贈る
鴨川の水も沸き立つ学園ラブコメ、ぐんぐん加熱中!!

[ブクログ · ★★★★☆]

・やみくもに逃げていた主人公が、向き合うことを決めた巻。ヒロインを好きと認めて、追いつくために、振る、という構図が面白い。
・お互いが、お互いのことを好きなのに、相手に近づくために向き合うために行動をしたことで、距離感が離れていくというのが特徴的ですき。ある意味、それぞれ自分のやりたいことを一方的にやるって状況になってて、プロレスという派手なことをやっててもコミュニケーションとしては地味で下手なのが甘酸っぱい。
・ヒロインの多様な表情が素敵。今巻も、可愛かった