【感想・ネタバレ】ギャグ小説日和 転校生のレビュー

あらすじ

【小説版登場!】『増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和GB』の増田こうすけ、小説デビュー! 海外からの転校生・浦賀。クラス中の注目を集める彼には、ある疑惑が・・・!?(表題作)/友達のコイタと海に行くことになった“僕”だが、コイタには何か言いたいことがあるようで・・・!?(「僕の夏休みの冒険」)/さらに、娘の交際相手を前に“あの一言”が言えずに苦悩する「お義父さん」、輪ゴムという存在の起源を巡る「港川浩壱の一人旅のススメ 輪ゴムにさそわれ奈良の旅」など、これまでジャンプSQ.にて発表した短編もすべて収録した増田文学の第一作にして決定版! 【目次】僕の夏休みの冒険/転校生/お義父さん/イケメンニュージェネレーション/3回表/港川浩壱の一人旅のススメ 輪ゴムにさそわれ奈良の旅/知られざるバレエの世界/ジャックの豆

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ギャグマンガ日和が大好きなので買ってみた。
一番好きだったのは「転校生」。
なんだこれは。
苦手な相手との適度な因縁、適度な距離感。そしてそれらを俯瞰で見た時の適度な青春。
リアリティがありながらも笑える部分もあり、最後は爽やかに終わる。すごい良かった。「ギャグマンガ家が書いている」という前置きが自分の中にあったからか、こんなにも人を引き込ませる文章を書くのかとビックリした。

そのほか、いつものマンガをそのまま文章にしたようなギャグ小説があったり、文章のみの小説という形を活かした叙述トリックがあったりと多彩な短編もありで最後まで飽きずに読み切れた。

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2024年10月16日

Posted by ブクログ

ギャグマンガ日和シリーズを全て読んでいますが、漫画の面白さ変わらず小説(特に転校生)では+切なさも感じられる作品です。
短編ものとなっており、とても読みやすく、コメディが好きな自分は、これぞ増田こうすけ!と感じられるので、大好きです。次回また小説が出ればまた絶対に買います。
コメディをあまり読まない人にはオススメしないです。

1
2024年08月26日

Posted by ブクログ

増田こうすけワールド全開。
特に最初の話しは、小説なのに3回はぷっと思わず吹き出してしまい、読み応えがありながらも、終盤に急遽お下劣方向になだれ込むところが、まさにという感じw
絵のないマンガ。だけど頭の中に絵が浮かんじゃいます。
増田こうすけの絵で。(特にコイタ)
短編が8つ収められているが、新たに書き下ろしたというちょっと長めの転校生には力が入っているのがわかる。内容もちょっとイタイ青春。
個人的に好きなのは、僕の夏休みの冒険。

1
2024年08月06日

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『ギャグ漫画日和』作者による初の小説集。それこそギャグ漫画を読むつもりで「僕の夏休みの冒険」を読み始めたけど、あまりの筆致の鋭さに途中から襟を正して読むことに。白眉は表題作の「転校生」。あの頃感じたありとあらゆる苦味が詰め込まれていた。

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2025年01月03日

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ネタバレ

「転校生」の、等身大な高校生の描き方はすごかった。嫌な面があって、一貫性みたいなのもあんまりなくて、でも自分なりに考えている。
「イケメンニュージェネレーション」もすごかった。イケメンなのかイケメンじゃないのかギリギリ判断できない。イケメンという単語の懐の広さと小説という媒体の懐の広さを感じた。

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2025年11月16日

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増田こうすけさんの漫画が大好きなんですが、あの世界観を文章で読めるのは新鮮でした。漫画だったらこんな感じかなって思いながら読みました。
まさに「絵のないギャグマンガ」だけどそれだけじゃなくて、"転校生"は絶妙な関係性にほっこり(?)するような所もあって…増田さん作品に時々登場する、そういう所も好きです。

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2024年11月03日

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ワードセンスと設定の面白さに定評があるギャグ漫画家さんだけあって、絵のない小説でも漫画と遜色なく楽しめました。

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2024年09月15日

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ネタバレ

『ギャグマンガ日和』の著者による初の小説作品集。あとがきで「これは小説ではなく絵の無いギャグマンガなんだと思って頂けると有難いです」とあるけれど、多くの作品に叙情と一抹の寂しさがあって、単に笑わされるだけではなく、しみじみとした読後感を感じさせられた。

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2024年08月13日

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激賞はまあ話半分、ただ漫画家の人ってたまに驚くほど小説上手いからな・・・と読みました。のっけから夏の少年の等身大の一人称視点が本当によく、なのに間に増田こうすけとしか言いようがない奇想が入ってきてなんか馴染みのある質感に至る、奇書。でもただ本当にうまい。

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2024年08月04日

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ネタバレ

漫画『ギャグマンガ日和』の作者増田こうすけの作品。あとがきで作者が書いていた通り、まさに“絵のないギャグ漫画”だった。正直これが作者不明の小説だったとしたらイマイチだと思ってしまったかもしれないが、あの作者がこんな小説を書けるということに驚いた。短編小説が複数入っていて、面白いと思った作品とそうでないものがあったが、『ギャグマンガ日和』もそうだった気がするので好みの問題かと思った。シュールな作風なので合う合わないがかなり分かれる気がするがぜひ読んでほしい。

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2025年01月28日

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ギャグ小説として読み始めたから、笑いを期待して、書き下ろしの2編を読みにくいと感じたけど、青春ものとして読んだらと考えたらいい話だったと思った。
それ以外の話は2編と比べて短いのもあってか、いい感じに読めた。
ギャグ漫画でよくある煙の中での殴り合いを文字に起こすと、あんな感じになるんだなと思った。

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2024年12月30日

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お笑い芸人さんの本かと思ったら、漫画家さんの本だったのね。
マンガは読んだことないけれど、ちょっと読んでみたい。

「転校生」と「3回表」がお気に入り。
2人の関係性が面白すぎ。いつまでもこどもが残ったままがかわいくもある。

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2024年12月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

短編集
ギャグ満載の「僕の夏休みの冒険」,猫ならぬスカンク型ロボットとの夏の一日.
表題作は,中学3年の途中ブラジルから転校してきた男との高校3年までの腐れ縁的な敵対関係が笑えるけれどどこか切なかった.

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2024年09月17日

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