あらすじ
『透明男と人間女』岩飛猫の最新作は【ヒモ男が女妖狐のために死ぬ!?】
時は明治――現世と隠世がまじりあう世界に暮らす女妖狐「狐栢」と罪人の男「六捨」は新婚夫婦。互いを欺き合っていたふたりの間に“愛”が生まれつつあったが、墨狐に攫われた先で六捨はやさしく微笑む虚空と再会する。時を同じくして、六捨と生き別れとなった弟・七拾が隠世に迷い込み!? 一筋縄でいかぬ欲と情が入り乱れる異類婚姻譚、これにて終幕。【時代背景や妖話をふんわり呟く『狐面夫婦の駄弁』のほか描き下ろしエピローグも収録】
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匿名
罪人の六捨は死罪から逃れるため妖狐である狐珀と夫婦となった。
共に暮すうち、いつしか、お互いが想い合うように…。
そんな中、狐珀の元旦那が六捨を殺そうと画策し…!?
狐珀から、気持ち悪い!現世へ帰れ!と突き放される六捨だが、彼がとった行動とは…!?
Posted by ブクログ
最終巻まで拝読したのでレビュー。評価は星4つ。
pixivで竜人の話とかを断片的に投稿しておられたころから思ってましたが、岩飛猫さんはストーリーテラーというタイプではないなあ、という所感です。
断片を繋ぐことはできてる、個別のシーンは面白い。
というか作家が描きたいと思ってるシーンは力が入っている。反対に、そうではないシーンは、同人作家にありがちな省略と読者の推測に丸投げ。
そのせいで、物語全体として通し読みしたとき、あの最終話は盛り上がらないなあ……。(推測:編集の腕が無い。描きたくないものを省略しがちな同人上がり作者を全肯定してるだけでは)
というのと、特典書下ろしの『彼らの死に様』で設定ちゃぶ台返ししてること。
この二つが減点理由です。
【設定ちゃぶ台返し】
「そんな妖力が枯渇した状態で動いて平気なのか?」という問いかけがなされている。
あらら?
『妖力を込めた狐面』が無いと、人間は他のあやかしにすぐ食われるって第6夜で言ってませんでした?
妖力が減る/枯渇した時点で、六捨はんは他所のあやかしにヒョイパクーされるやん?
……という疑問を、まあ回避しつつ答えることもできる(狐面つくらずに自宅軟禁してた、妖力があるうちに狐面を作り直し得た等々)が、やっぱそういう『読者の推測に丸投げ』ってのはどうなん。
ということで星4です。
異種族婚姻譚としては面白かったですよ。