【感想・ネタバレ】あんたで日常（せかい）を彩りたい２のレビュー

駿馬京 / みれあ

穂含祭での演目を成功させた夜風と棗。しかし、その関係性は以前と変わらずであった。そんな中、プロデューサーの小町は学年末に開催される初花祭に向けた準備を進めようとするが、棗に「やりたいこと」が無く――？

[ブクログ · ★★★★☆]

一年を締めくくる学園祭「初花祭」にむけて作品制作を進めようとする夜風たちだが棗にアイデアが降りてこない。一方双子の姉風音から不穏なアプローチを受けた二人に生じる変化。

今回は棗の発言が多く、彼女自身の成長を感じた。語られる内容はまだまだ一方的で彼女の内面をそのまま吐き出すため、他者にとっては理解しづらい物だがそれを理解しようとすることでお互いの絆が深まっていく。

今回はそんな仲間たちとの絆が深まっていく過程にフォーカスをあてた内容でとても面白かった。

綺麗な形で物語が締まったけど続編は期待したい。