【感想・ネタバレ】正しき地図の裏側よりのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

2024年、今のところ読んでいちばんよかった小説(2月末ですが)。
小野寺史宜さんの「まち」とか好きな人にはハマりそう

父親を殺してしまったかもしれない(その理由も同情を禁じ得ないもの)少年が、街から逃げてホームレスとして生活→日雇い生活の中で出会った「おっちゃん」とたこ焼き屋を始めて生活を再建し、おっちゃんを看取ったあとに最後故郷に帰る話。
十二国記じゃないけど前半が苦しくて重い分、後半最後まで読んでよかった、と思えたお話。

最初に出会って腕時計を売却してしまった三浦さんが似た時計を送ってくれるのも、それを簡易宿泊所のおばちゃんが特別に預かってくれるのも、浜さんの最後も(ごめんな)、おっちゃんとのたこ焼き屋さん、スナック、雪ちゃん、そこで出会う人たち、とにかくすべてが暖かくてよかった。

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2024年03月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

雪の中、父親を置き去りにして、家を出るまだ高校生の主人公。無計画ながら案外器用でしっかりしているため、浮浪者になり日雇い労働者になり最後はたこ焼き屋までやって、そのバイタリティに驚く。グイグイ引き込まれながら最後まで読むが、殺したと思った父親が生きていたことを知って後悔するが、こんなに底力のある主人公のどかか抜けているところが、残念だった。

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2024年05月09日

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