【感想・ネタバレ】かっこいいピンクをさがしに(たくさんのふしぎ2024年3月号)のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ピンクを切り口に文化を語る。花は桜、桃は中国では邪気を払う、ドイツの独房はピンク、インドのピンクシティーの上品なピンク。外や昔に目を向けると、決して女の色、性的な色ではない、商業の弊害だ。表紙の絵が素敵だ。さくら、もも、なでしこ、うめ同じピンクでも全部違う。

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2024年04月16日

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「孫の男の子がピンクのランドセルを選んだ」という新聞の投書をきっかけに、いろんな切り口でピンク色について調べた本。1000年前のピンク、いつからピンクは女の子の色になったのか、タイでは曜日ごとに色があること、インドのピンクシティ、投書の男の子にエールを送った男の人の話、などなど…たくさんのピンクにまつわる逸話を著者と追いかけるうちに、いろいろなことを感じ、考えさせられる本でした。

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2024年04月14日

Posted by ブクログ

/_/ 内容 _/_/_/_/_/_/

イラストレーターのなかむらるみさんの作品です。
大ピンチずかんのイラストを描いている方のようです。

ピンクは女性のイメージがありますが、男の子がピンクのランドセルを選んだら…という投げかけからスタートします。

今作は文字が多く、なかなかに情報量が多いです。
・かわいいピンクか、かっこいいピンクか
・日本の建物にピンクが少ないこと
・ウガンダでピンクの制服
・桃色について
・ピンクはいつから女の子の色
・悲しいピンクの働き
などなど

なかなかに、考えさせられる部分がありました。


/_/ 感想 _/_/_/_/_/_/ 

本の見た目がいつもと違っていて、ピンク色で目立っていました。

昔、薄いピンクのYシャツを着ていて、「私ピンクのYシャツ着る人ヤダな」と女性に言われた記憶があります。その女性がだれだったかは忘れましたが、それからピンク系のYシャツは着なくなったのを思い出しました(笑)

ピンク自体は好きなので、ピンクの服は今でも着ています。薄い色ですが…

たしかに、ピンク色のイメージは、偏っている感じがします。少しずつ、そんなイメージも変わってきているんでしょうが、色の選択の自由度があがると、人生はより楽しくなりそうだな〜と、この本を見て感じました。

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2024年03月24日

Posted by ブクログ

好きな色があることは、人生をとても豊かにする。それをとても思い知らされた。

男の子がピンク色のランドセルを選んだら、という新聞の投書を発端に、ピンクをめぐる話が色々でてきて、すごくおもしろかった。
色彩のことだけでなく、外国の文化のこと、平安装束のこと、色盲(というのはよくない言い方かもしれないけど)とか、いろんな研究者を訪ねてまとめていて、「へー、そうなんだー」という新しい発見が要所要所にあった。
特に、タイの曜日と色の話はとても興味深かった。

先日『赤の図鑑』を読んで、これはおもしろい…!と思ったばかりだったので、なんとなく自分の中でつながりを感じている。

つながり、といえば、同じく福音館書店からでている『こどものとも』年中向きの2024.3月号は、ピンクの帽子がお気に入りのブタくんのお話。「こぶくん」だし、「ぼく」なので男の子を容易に連想するのだけど、「ピンクの帽子」に私は何の違和感も持たなかった。
息子の保育園のクラス帽子が「もも組」にちなんでピンクだから、「わぁー、一緒だねー」と子どもたちも大喜びですっかり気に入った様子だった。
我が家は第1子が女の子で、第2子が男の子。ピンクのボーダー柄や、ピンクのズボンはお下がりで普通に着せている。

しかし、ランドセルだったらどうだろう。
息子がピンクのランドセルを選んだら…「おぉ、それいいね!」と言えるだろうか。「こっちもいいんじゃない?」とか言って、他の色を選ぶように誘導したりしないだろうか…。

そういえば、年長クラスの保護者の方と立ち話で、「いよいよ卒園ですねぇ、ランドセル何色にしたんですか?」と聞いたことがある。
「赤にする!とか言ったら男の子なのにどうしようかと思っていたら、結局、青地に赤のステッチが入ったもので落ち着きました」みたいな内容が返ってきた。
もしかして浦和レッズファンのご家庭なのかな、と勝手に思っていたので、赤を選んだら「We are REDS!」と大喜びになりそうな話なんじゃないか、と思っていたこともあって、咄嗟に言葉に詰まってしまって「それもいいですね」みたいな曖昧な答え方をした気がする。

うーん。思い込みとか刷り込みって怖い。
赤が女の子のランドセル、という思い込みは経験上わかる。自分自身がそうだった。
だけど、「やっぱり赤は女子の色ですよね」と同調するのもちょっと違うかな、と思ったりしている。
いっそのこと「レッズファンのご家庭だと勝手に思ってて、てっきり赤を選んだんだと思ってました!笑!」みたいな話をすればよかったかな、と、ちょっと後悔している。
今度、赤いランドセルを持つ男の子と出会ったら、「ひょっとしてレッズファンなのかな」とか、ピンクならば、「ひょっとしてセレッソのファンなのかな」と思えばいいんじゃないかと思っている。
もちろん、それ以外の理由でも全然構わない。
好きな色のランドセルを選べる。よい時代になった。

本書の後半、新聞記事の続きで、ピンクのランドセルを尊重した親にエールを送った、と紹介された男性の話がとてもいい話だな、と思った。

いろんな国のピンク。いろいろな文化のピンク。
「こうでなくては」を、自分の中でもひとつひとつ「これもアリなんだな」に変えていきたい。

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2024年03月21日

Posted by ブクログ

ピンクのコンバースを履いていると、9歳の娘に「それ、お父さんが履くの嫌だ」と言われる。やはり「男性がピンクを身につける」ということに、違和感があるようだ。ひとまず、これを読ませてみたが、まだピンときていない様子。そのうち、伝わるといいなあ。

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2024年02月08日

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