【感想・ネタバレ】アウト・オブ・ザ・コクーンのレビュー

原百合子

「一生怯えて暮らしてろ！」

今際の際に揺れる、恋と執着。

終末世界で願いは？ 切ないボーイズ・ラブ
『もしも、明日世界が終わるなら』
カニバリズムの裏にある美しさが描かれた
『ドッグ・イート・ドッグ』
ゾンビ化した恋人への信頼と、青春の旅券
『スウィート・ドリームス・ゾンビ』
『繭、纏う』の洋子と華が描かれた後日譚
『アウト・オブ・ザ・コクーン』

ほか、１篇を含む、５篇の恋を描いた作品集。

■原百合子ビームコミックス既刊■
『繭、纏う』全６巻
『熱海の宇宙人』
『女神たちと』原作：河井克夫

■【コミックビーム編集部】公式X■
@COMIC_BEAM

[匿名 · ★★★★★]

繭

繭の後日談が読みたかったため購入。本編が全編重々しかった分、こちらの短編はやや雰囲気が甘く軽やかだが、原先生らしい美しさはそのままで素敵だった。カニバリズムものを読むのははじめてで、少し目を背けたくなる気持ちにもなったが、美麗な絵とじっとりとした空気感で面白く読めた。なにより絵がどこまでも美しい。

＃深い

[ブクログ · ★★★★★]

「繭、纏う」の後日談が載っていると聞いて購入。他の短編集も凄く面白かったです。ゾンビものやカニバリズムものってあまり好きではなかったんですが、原百合子先生が描かれた今回の作品は苦ではありませんでした。終わり方も好みな感じでした。次回作も楽しみに待っています！