【感想・ネタバレ】後宮冥府の料理人のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

表紙にいらっしゃった帝の出番が思っていたよりは多くなかった印象。
後宮のお話なので、登場人物の大半は女性。
当然と言えば当然だけれども。
その分、終盤の展開で帝はおいしいところを持っていったと思う。
一番おいしかったのは猛虎近衛中将だったけれども。
種明かしされたとき、一番泣いたのはここだった。
の展開は、ずるい。

死者を料理でもてなして彼らの心残りを解消し冥府へ導く特殊な宮殿を舞台としたお話。
手の込んだ美味しそうな料理(舞台の関係で中国系の料理が多い)の描写がたまらないのはもちろん、謎解き要素や政略的な話も出てくるので、その点も面白かった。
各話いろいろ騒動が起きるのに、その話数が多くて読み応えも抜群だった。

今回は大きな政変を何とか乗り越えたところで終了。
シリーズ化も狙えそうな話だったので、続きも読んでみたい。
回収しきれていない伏線もあるし。
特に強運を味方にしている帝の更なる活躍や謎の多い墨蘭様の掘り下げも見てみたいです。
ラストの雰囲気から察するにまだ皇后を持たない帝に狙われている気がするんだよな林花。
どうなるのだろう、これから。

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2024年01月11日

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