【感想・ネタバレ】温故知新で食べてみた 工夫と愛がつまった家庭料理の原点がここに!のレビュー

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Posted by ブクログ


大正〜昭和13年までの『主婦の友』に掲載されていた料理を再現した本です。
著者は、料理研究家になりたいわけでもないのに、近代の家庭料理に興味を持ち、不味いかもしれない未知のレシピ作りに挑んでいます(そういう、見返りを求めない姿がとても素敵です)
美味しそうな料理もいくつかありましたが、食費と調理時間を無駄にしそうな料理もいくつかありました笑
文化は体感することで理解できるものなのですね。。

でもなあ、現代のように食材も調理器具家電が揃っていない時代に、こんなチャレンジングなレシピを『主婦の友』が紹介していたことがすごいです。
なんとかして、洒落た美味しいものを作って欲しい(生活に心の潤いを持って欲しい)、そう言いたかったのかもしれません。


最近、芸能人の料理自慢投稿が賑わっています。
某タレントさんの料理の衝撃的ビジュアルに似ている料理もこの本に載っています_:(´ཀ`」 ∠):

私は多分、この本に載っているレシピは作りません( ;∀;)

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2020年05月28日

Posted by ブクログ

昭和初期の「主婦の友」誌に掲載されていた料理レシピをつくってみたという料理本。もとは著者の同名のブログがあるらしい。
取り上げられているものは洋食っぽいものが多い。でも、洋食がたぶん一般的でなかっただろうから魚の干物にマッシュポテトを詰めて焼く「干物のポテト詰め」のような惣菜との折衷的なものがあったり、「トマト汁粉」なんていう果敢なメニューもあったりする。
すべて、食べてみての感想と星がついているんだけど、わりと星1つというものも多い。洋食があまり一般的でなかったり、手に入る材料にアレンジしていく過程でちょっとずれたり、苦肉の策で生まれたレシピだったりするんじゃないだろうか。ただ、著者の料理の腕にもよっている気がする。つまり、レシピどおりにつくればおいしいものがいまいちになっていたりとか。
ともあれ、こんな本ができる「主婦の友」のアーカイブは資産だね。いわゆる戦前の一時期、モボやモガが闊歩し文化が隆盛だった今とは違う日本が垣間見えるところが面白い。

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2015年02月24日

Posted by ブクログ

大正〜昭和初期の雑誌などに掲載されていたレシピを単にまとめるだけでなく、実際に作って食べてみるところがすばらしい。当時の人々の文化・生活史的な要素も盛り込まれているので、レシピ本というよりはやや読み物寄り。

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2014年07月09日

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