あらすじ
桜は舞い散り、少女と少年は戦空を生きる。
戦争で街を焼かれ、家も学校もみんな失ったぼく。東京の中学校に転校する当日、ぼくを迎えに来たのは、なぜか――桜色に輝く不思議な飛行兵器と、そのパイロットの少女、桜子だった。
「おまえを徴兵する」
「乗れ。おまえの翼だ」
桜とリンクした特殊な戦闘機の適合者として選ばれたぼくは、桜子とともにその超兵器《桜花》のパイロットとなり、色気過多の先輩や、レディース上がりの凶暴な空母艦長に囲まれ、新しい学校生活と、災難続きの訓練と、そして激化する戦争に否応なく巻き込まれていく……。
『神様のメモ帳』、『さよならピアノソナタ』、『剣の女王と烙印の仔』など多くの人気作を執筆し、『このライトノベルがすごい!』の著者部門で5位にランクインする杉井光の渾身のオリジナル新作。
イラストは『機巧少女(マシンドール)は傷つかない』『ムシウタ』などの、るろおが担当。
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
心理描写はほどほどに,と言うかとことん押さえる方向で,ただ淡々と描写を重ねる事で,どことなく儚げで物語を作り上げた,と言う印象。一体作者は何を描きたかったのだろうか,と考えながら読みましたが,うまい答えが自分の中で見つからない感じがしました。 物語としても,今回のこの結末にしても,桜花隊のこの先を示しているだけにしか過ぎないように感じられて。辛いものしか待っていない気がします。切ないと言うか,非常に儚い物語だなぁ,と言う感じです。それでも,光なんてなさそうな物語ですが,でも好きな物語です。
Posted by ブクログ
日本が2分されて戦争を行なっている時代で、世界中の桜が数本を残して一斉に枯れてしまった。残された桜に選ばれた主人公等が皇国側の兵士として、エリアルフォースという桜の花びらのような飛行機に乗って戦う。
桜に選ばれた人たちは意識を共有している。
二巻に続いていくのだけど、一巻は仲間として戦ってたエリアルフォースの開発者の娘が、敵に捕らえられた父に会いに行って、父に人体改造されて、敵になり、主人公が殺すことで解放されて終わりみたいな話。
エヴァンゲリオンのような構成だと感じた。内省的な主人公が外の世界に触れて、様々なことを感じるようになるけど、不条理な現実から全てを捨てて逃げようとして、でも逃げ切れなくて現実に戻ってきて・・・という感じ。