感情タグBEST3
Posted by ブクログ
パパ目線で育児生活を描いた漫画エッセイ。
思い通りにならない育児、でもその中に幸せがある。その幸せを感じるには、心の余裕が必要!
子どもたちの可愛さに癒され、弟が生まれる前や生まれた後の長男・ににの健気さや、育休明けに子どもと離れることへの後ろ髪引かれる思いに涙した。
「育児は殺人的に脳を酷使する」というエピソードに共感しまくりでした。
何も考えないでぼーっとする時間、本当に必要!
著者は「育児に関して男女をいしきしたことはない」と述べているが、母子が産後の入院期間に、下の子とどう過ごしているのかや、妻の不機嫌にどう考えて対処しているかなど、母親視点からだけでは分からない、父親としての育児経験を知ることができて良かった。
Posted by ブクログ
筆者は高校で哲学を教えているということで、”おもしろおかしい育児エッセイ”の要素だけでなく、「親になるとは?」「人を愛するとは?」といった考察も織り込まれていて、面白くも考えさせられる育児漫画だった。
「育休の意義は、”負担の分担”だけでなく”喜びの共有”にもある」という話は共感できた。(喜びの部分は、育児が始まらないと、なかなか実感できないが。。。)
Posted by ブクログ
"私は苦労してる"
"俺だって苦労してる"
私たち夫婦は、最近負担の押し付け合いに陥っていると思う。夫の頭の中は分からないが、私の頭は常に、「私は自分の時間なんて1時間だってないのに飲み会に行けていいよね」「おむつ変えてくれたり保湿してくれるのは嬉しいけどなんで片付け一切しないの?」「趣味で早起きするなら、朝の離乳食やってくれないの?」と、相手のできていない部分ばかり見て、私ばっかり我慢している、私ばっかり自由がない、と考えてしまう癖がついている。
作者さんの言うように、より高次に考えてみたい。それは、育児を2人ですることは、"喜びの共有"、そしてそれが家族の幸せにつながるということ。
正直、そんな余裕もない日々なのだけれど…
常にいっぱいいっぱいで、夫のことや長い目で見る将来のことなんてなにも考えられない。常に息子の昼ごはんどうしよう、夕飯どうしよう、お散歩はどこに連れて行こうか、ばっかり。
作者さんがシンプルに言語化してくれている。
ワンオペでの、"外出時の緊張感"、"誰も助けてくれない離乳食の忙しさ"、"泣きたいのはこっちだよ、っていう行き場のない感情"。
ワンオペのなにがつらいって、これだよね。
途中で出てくる、「妻。私は君を、愛せているかい?」に、全私が大号泣した。なんでだろう?
たぶん私は今、夫を"愛せて"いないだろう。
あんなに仲良しだったのに。もちろん今だって大好きなのに。
でもそれに気がつけるきっかけになった。相手を思って、みんなが幸せになれるために、関係や役割を、そして自分の言葉を、少しずつ見直していかないといけないなと思った。
Posted by ブクログ
Twitterで応援していた方がついに単行本を出されたので楽しみにしていた。
今作は育休にスポットを当てながら、子どもの成長、ひいては親の成長を描いている。
なぜ育休をとったのか、とったことでどう日常が変わったのか。どういった周りのサポートがあったか。中々言語化しにくいことをコミカルに、しかし実直に読者に伝えてくる。
「わかる〜」と思う場面も多いし、筆者独自の視点も漫画にしているので非常に面白い。
非常に紳士に真面目に子どもと向き合い、楽しんでいるんだなぁと伝わってくる一冊。
Posted by ブクログ
第二子の育休を取得する際の参考まで読書。共感できる点が多く、妻も長男の様子などが我が家に重なる点もあり涙していた。
育休を殊更男性という観点で特別視することなく、妻子のためにできることをしたという筆者の視点も共感できた。
いくつか印象に残った点。
•子供は親を選んで生まれて来たわけでない。イタズラ等が過ぎてイライラする時もあるが、そうした子供の境遇にも思いを馳せたい。
★育児は、負担の「分担」という側面でなく、喜びを「共有」出来る観点もある。
•いつの日か育児は終わる。すべてが思い出になる日が来る。思い出の中でも私は妻の隣にいたい。苦楽をともにした時間が、それを可能にするのだ。
•育休が終わっても日常は続く。
•あまり育児に関して男女を意識したことはなく、単純に妻子の幸福のためにできることを考えてきただけでした。