【感想・ネタバレ】つくしちゃんとおねえちゃんのレビュー

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第68回(2022年度)読書感想文課題図書
小学校低学年の部

内容:
「妹は小学2年生、姉は4年生。
頭がよくて、ものしりで、ぶ厚い本を読んでいて、ピアノだって上手、だけど、ちょっと怒りっぽくていばりんぼう、そんなおねえちゃんはあたしの自慢です。おねえちゃんは歩くとき、少し右足をひきずります――。笑ったり、泣いたり、けんかしたり、助けたり、助けられたり、揺れ動く姉妹の気持ちが、鮮やかに細やかにつづられた日常の物語。やさしく温かみのある挿絵がたくさん入った、小学校低学年にぴったりの読みものです。」

感想(ネタバレあり)
・絵がかわいい、表紙が魅力的。
・さわやかでほんのりやさしい、姉妹の、家族の、日常。よかった。
・おねえちゃんがなぜ足をひきずっているのかは描いていなかった。いいと思うこれで。
・妹はおねえちゃんが好き。自慢におもっている。でも、腹が立った時に妹がネームペンでお姉ちゃんのノートに「バカ」って書いちゃった!あーどうなるんだろう!って思った。
・『ていでんちゅういほう』って話をちょっと思い出す。おねえちゃんのことばがキツイんだけど、兄弟仲いいし弟はおねえちゃんが大好きなのが似てる。おねえちゃんに弱いところがあるのもいっしょ。

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2023年03月13日

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2022年度読書感想文コンクール課題図書(小学校低学年の部)

なんてえぇ姉妹や……。っていう安い感想がまず零れ出る自分が感想文指導をしていいのか疑問ですが、いい本ですね。
一応、童話の位置付けだと思いますが、挿絵がカラーも多く充実していて、半分絵本のような印象で読めると思います。

同じく課題図書「ばあばにえがおをとどけてあげる」のばあばに引き続き、なぜおねえちゃんが足を引きずるようになったのかは謎ですが、完璧主義で負けず嫌いの小4おねえちゃんと、髪型のせいかちびまる子ちゃん感が溢れ出るうっかりキャラの小2つくしちゃん。
2人の日常を切り取った短編集のような作りになっています。

わたしは姉も妹もいないので、世の姉と妹にこの本がどう響くのか大変気になります。
そんなわたしでも、低学年対象のこの短い1冊の中で、つくしちゃんと一緒に胸が「きゅっ」となったり「どきどき」したり、しっかり揺り動かされました。

主観がつくしちゃんだけど(だから、ですかね)子どもの真っ直ぐで、大人よりは物理的に狭い視野の世界において、主人公はおねえちゃん。
なんでもできて、ちょっとだけいじわるで、足を引きずりながら、仲のいい友達がいて、でも悪意のないシビアな現実にぶち当たっていたりもして、それでも負けず嫌いと根性でそれを乗り越えるおねえちゃん。

だからそんなおねえちゃんのたまに見えてしまう子どもらしい弱い姿に、つくしちゃんは動揺します。
やはり「ふつうのおねえちゃん」にプラスされている「足を引きずる」という要素はけっこう大きくて、感想文を書くにあたってはそこをどう拾うかが大切ですよね。

やっぱり低学年が掘り下げる限度を考えると、兄弟、姉妹がいる子に有利な1冊ですかね…。

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2022年06月15日

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けんかとなかよしなときがあるよ
私も姉妹だから、つくしちゃんみたいにけんかするなー
気持ちわかります

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2023年07月24日

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2022年青少年読書感想文全国コンクール課題図書

感想を一言で言うと、すごくリアル!
三姉妹の真ん中として育った私には、妹にキツくあたりながらも大切にしているおねえちゃんの気持ちも、おねえちゃんを自慢に思ったり、弱さや優しさを知ってしまったときのどきっとした妹の気持ちもよくわかります。
とても日常的な物語で、姉妹とはまさにこうだよね、と感じてうるっときました。
物語が終わった後に描かれた絵はクスッと笑えます。

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2022年11月17日

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お姉ちゃん本当は、優しいけど、つくしちゃんかんちがいしてお姉ちゃんの自由帳に「バカ」って書いちゃた…。

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2021年11月06日

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雨に降られた姉妹が雨宿りしているシーン。お姉ちゃんが紙袋をそれとなく右手から左手に持ち替えている。この紙袋は、じゃが芋が入っていてかなり重いことが、後の方でわかるのだけれど、読み手も後半まで読み進まないとわからない。お姉ちゃんは「重い」なんて一言も言わないからだ。
つくしちゃんが大事にしていた消しゴムを自分が遅刻する可能性もあるのに(つくしちゃんと違ってお姉ちゃんは走れない)見つけるのを付き合ってくれるし、つくしちゃんがお祭りに行きたい!とごねたら、きちんと友達に了承をとって連れて行ってくれる。どんな時も、ちょっと意地悪は言うけど、つくしちゃんを責めたり、恨み言を言ったりしないで、自分がすべきことを決めて、やり遂げていく。お姉ちゃんは筋が通っていて、かっこいい。

負けず嫌いで努力家で、不器用なところもあって、優しくて周りをよく見ていて、責任感があって頼りになるお姉ちゃんなんだ、ということが、ごくごく自然に伝わってくる。つくしちゃんの視点から、丁寧に書かれているからだ。
きょうだいのいる子たちに、特におすすめ。

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2022年12月18日

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