【感想・ネタバレ】不知火判事の比類なき被告人質問のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年05月29日

誰もみたことのない衝撃の逆転裁判がはじまる――。フリーライターの湯川和花は殺人事件の裁判を傍聴するのだが、結審直前に衝撃的な被告人質問を目の当たりにする。
左陪席の不知火春希裁判官が予想外の質問を被告に投げかけ、悲しすぎる事件の真相を自白のもとに晒して法廷の景色を一変させてしまう。

どんな落ちが?...続きを読むとなかなかワクワクしながら読めた。

0

Posted by ブクログ 2023年04月05日

公判の場での、不知火判事のたった一つの質問で、裁判がひっくり返る連作短編5話。検事も弁護士も形無し。不知火判事の公判を追うライター・和花と傍聴マニア2人のコンビも楽しい。いくつか不知火のドジぶりが窺えるが、それさえも計画のうちか?と思ってしまう。あまりに裁判をブッ壊すため、早いサイクルで転勤させられ...続きを読むるなどのエピソードもあり、続編が出たらまた読みたいと思う。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年05月05日

目次
・二人分の殺意
・生きている理由
・燃えさしの花弁
・沈黙と欺瞞
・書けなかった名前

初めて読む作家の本だったので、新人かと思ったらデビューして10年以上たっている中堅作家さんでした。
なんで新人と思ったかというと、あまり文章が上手くないから。
ガチャガチャとわかりにくい文脈は、もう少し整理...続きを読むして書いてほしいと思いました。

不知火判事の目の付け所は面白く、質問が比類なさ過ぎて、どんでん返しすらない無双状態というのを、法廷で被告人とまたは検察や弁護人とと丁々発止のやり取りを経てからの解決だったら、もっとわくわくできたかなと思います。

ただ、これも文章力の問題だと思いますが、遺書の文言の不自然さを、捜査陣が誰も気づかなかったのだとするとうかつすぎるし、文章を読んだだけでも登場人物二人の見た目の特徴が同じであることにだれも気付いていないのも違和感。
二人の顔の特徴を読めば、どういう関係なのか気づきそうなものじゃないの?

だから読者に対してフェアであると言えば、そうなのだと思いますが、もう少し読みやすい文章になるよう、情報を整理して書いてほしいと思います。
今後に期待。

0

Posted by ブクログ 2023年01月09日

第二章まではよくわからなかったけど、第三章から面白くなってきた。
最後まで読んで、もっと続きを読みたい欲が溢れてくる。

0

Posted by ブクログ 2022年12月22日

とっても読みやすかった。
傍聴マニアさん達がいい味出してて。
ずーーっと謎解きしなきゃならない
推理小説は面白いけど疲れる。
でもこの小説は
不知火さんが、さっさと見抜いて
サラリと解決しちゃって
爽快でした。
続編あるなら、ぜひ読みたいです。

0

Posted by ブクログ 2023年10月18日

不知火判事のズバッと真実を見抜く質問が爽快感。シリーズ化しても面白そうだったかなー。
個人的には「燃えさしの花弁」が好き。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年08月05日

【収録作品】二人分の殺意/生きている理由/燃えさしの花/沈黙と欺瞞/書けなかった名前

意外性はあるし、おもしろいのだが、裁判官による被告人質問って、こんなに自由なのか。

公判手続きの整理とかで、検察官や弁護士と事前に打ち合わせをする機会もあるわけなので、公判でのびっくり質問はどうなんだろうか。検...続きを読む察官からすれば、「早く言ってよ!」という気がするが。
実務を知らないので、実際に刑事裁判を傍聴してみたい気もする。

0

Posted by ブクログ 2023年06月03日

裁判の結審直前に行われる裁判官の被告人質問によって、事件の様相が一変するという短編集。
法廷を舞台にしたミステリではあるが、判事が裁判資料や被告人の言動などから一気に真相にたどり着くので名探偵モノの趣。事件の内容は重くシリアスだが、型破りの弁護士や語り手のフリーライターのトンデモ推理などもあって、さ...続きを読むらっと読めて面白かった。

0

Posted by ブクログ 2023年05月26日

事件があって、語り手であるライターがその裁判を傍聴して、裁判中に不知火判事が真相を見抜くというわかりやすい流れを毎回踏襲する短編集。

なんだろうなあ。とても軽い読み口のわりには事件がアンバランスなほど重い。最初の事件部分だけでちょっとげんなりするくらい重い。そのわりにそこからはえらいことあっさりし...続きを読むてる。いっそコミカルなくらい。裁判がもう逆転裁判なみにファンタジックというかエキセントリックというか。裁判中に二転三転する無茶な展開。不知火判事のとぼけた描写だったりとかかすかなコミカルっぽさを感じなくもないですが、そっちへのふり幅もわずかで、では事件の内容のようにシリアス・・でもないちょっと中途半端な印象。

0

Posted by ブクログ 2023年02月18日

「二人分の殺意」「生きている理由」「燃えさしの花弁」「沈黙と欺瞞」「書けなかった名前」
5話収録の短編集。

物語は裁判の被告人の視点で始まり、場面が変わると刑事事件のルポルタージュを書くフリーライター・湯川和花の語りで進行する。

5つの裁判に共通して登場するのは常に事件の本質を捉えて真実を暴き出...続きを読むす不知火裁判官。

和花と傍聴マニアの中年二人組(大野&坂上)の珍推理を吹き飛ばし、理路整然とした「他に類を見ない質問」で裁判を引っ繰り返す。

法廷ミステリーならではの緊張感には欠けるが、それぞれの人間ドラマが味わい深い一冊。

0

「小説」ランキング