あらすじ
「もし僕と同じ人間がいたら――。」時計台の管理人をしている青年・レテの元に、幼少期を共に過ごしていた大河が10年ぶりに訪ねてくる。突然の再会に困惑しながらも大河を時計台に泊めることにするが、到来していた流星群の一部が時計台に墜落していた。壊れた時計台の探索中、隠し部屋と謎の装置を見つけたレテは、興味から装置を作動させてしまう。すると翌朝レテが目にしたのは、自分と瓜二つの生命体で――。
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匿名
頭脳派×頭脳派のカップリング
冒頭がめっちゃキャッチーだったからどういう内容かと思いながら読んでたけど、意外ともうひとりの自分がメインというよりもうひとりの自分ができてしまった時の主人公の話だったのが少し残念
Posted by ブクログ
レーベルはBLなのだけど、よくここからこのSFミステリー?を刊行したものだとちょっとビックリ。自分の記憶を持ち、自分と同じ姿の自分ではない存在が突然現れたら。記憶を持っていることはアイデンティティたりうるのかとか。ある条件におかれたとき、合理的な選択肢が明確であるにもかかわらずそれを選ばないことが、あるいは自分自身の証明たりうるのか、とか。
世界感とか各種設定とか考えると一冊にまとめてしまうとあまりに世界が断片的なのだけど、あくまで主人公の周囲で起きたある恋の話として見れば良くまとまっている。世界がどうあれ、そこで生きる人々によって紡がれる物語の本質には、あまり関係がないのかもしれない。