【感想・ネタバレ】ヒソカニアサレ 1のレビュー

あらすじ

前代未聞「密漁」ピカレスクロマン!!

磯貝海斗はブチギレていた!!

我々が口にするアワビの二つに一つは盗品、つまり密漁アワビであるという事実に。それには暴力団が深く関与しており、彼らの資金源となっているという事実に。そのため自分たち漁師の生活が圧迫されているという事実に。

そして、その状況に対して自分ができることは何も無いという事実に―――

しかしある日、少年は決意する。
「奴らに奪われた全てを、取り返す」

暴力によって奪われた人生を暴力によって奪い返してはいけないのか?
怒濤の迫力で描き出される密漁ピカレスクロマン!!

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Posted by ブクログ

漁業の町で生きる青年・海斗が足を踏み入れることになったのは、アワビの密漁をめぐる危険な世界。漁業で生計を立てる人々、その裏で暗躍する密漁者や反社会的勢力、それぞれの事情や欲望が絡み合い、海斗は次第に後戻りできない状況へ追い込まれていく。単純な善対悪では割り切れない地方社会の現実を背景に、裏切りや駆け引きが次々と展開する異色のクライムストーリー。

アワビの密漁を題材に漫画を作ろうと思ったのがまず面白い。
普段まったく知らない世界だからこそ、本当にどこかで起きてそう……という妙なリアリティがあって、一気に読んでしまいました。

漁業の町、密漁、ヤクザや半グレ、地域の貧困。海の爽やかなイメージとは正反対の世界が描かれていて、漁業の裏側には自分たちが知らない問題がいろいろあるんだろうなと思わされる。地方の漁業が抱える問題がリアルに感じられる。

特に良かったのは、単純に密漁者=悪で終わらないところ。それぞれに事情があり、話が進むほど誰が正しくて誰が悪いのかが曖昧になっていく。4巻では公式あらすじでも、密漁者たちの背景を知った主人公の心境が変化していく展開が紹介されています。

裏切りや暴力もあってかなりダークなのに、続きが気になって止まらない。これ、いつかNetflixあたりで実写ドラマ化されそう。というかしてほしい。 海の映像と地方の閉塞感、裏社会の緊張感は実写にしたらかなり映えそうです。

本作は全5巻で完結済み。読者レビューには、震災被災地を狙った密漁問題を作品から知ったという感想もあり、娯楽だけではなく現実の社会問題へ目を向けるきっかけにもなる作品でした。

題材の珍しさだけでなく、クライムものとして普通にめっちゃ面白い。

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2026年09月13日

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