【感想・ネタバレ】レジデンスのレビュー

小野寺史宜

[ブクログ · ★★★★★]

『ダーク小野寺、参上！…えっ、マジ！？』

「ひと」「まち」「いえ」のような、いい人に囲まれた主人公を描いた作品を期待して読んだのが間違えでした…
心に闇を抱えた人たちが暮らす『湊レジデンス』
どんよりと鬱屈した雰囲気が始終漂う本作品。
あまりの違いに、戸惑いが…

[ブクログ · ★★★☆☆]

同じレジデンスに住む人々の群像劇。自分のことしか考えていない人々が自分の要求を実現していくことで起こる歪。逆に他者をおもんばかって行動した結果悪意の目にさらされる結果になる不合理。最初から最後まで救いのない小説だった。

[ブクログ · ★★★☆☆]

ある意味「家」。でもテイストは真逆で陰。軽いタッチなのは小野寺さんらしい。なんか新刊の割にちょっと古い時代背景？って感じてた。最後に2006年の作品の改題ってあったから、なるほど～だった。最近の小野寺さんの作風とこんなに違うのかと納得。
ラストの全部の伏線がギュッと集まって来る感じはドキドキして良かった。
にしても、陰だったな〜