【感想・ネタバレ】これ描いて死ね 4のレビュー

いきなり自分語りになってしまうんですが、私が幼いころに読んでいた漫画はお父さんが買ってきてくれた『某火影を目指す漫画』と『某魔界の王様を目指す漫画』でした。
新刊を買ってきてもらってもその日中に読み終えて、「新刊まだかな~」なんてずっと思っていましたね。
続きが気になるけど続きがないから1巻からまた読んでの繰り返しで、今見るとカバーは無くなっているわ背表紙は擦り切れているわと無残な姿になっていました。

そんな子供でしたから、アニメ・漫画の影響なんてメチャクチャ受けて、傘を持てば卍解し、鬼ごっこのときは忍者走りで逃げ、壁に指銃して突き指なんてしてました。

中高の頃は頑張って貯めたお小遣いやお年玉を持って本屋に行き、自転車のカゴを読みたかった漫画でパンパンにして、近くのベンチで漫画を読んでいたときが何よりも幸せな時間でした(このときによく途中で買っていたメロンパンの何と美味しかったことか…)。
どんなに読んでも面白い漫画が無限にあって、こんな日常がずっと続けばいいなんて思ってましたね。

そして今。
BookLiveという漫画を取り扱う会社に勤め、このレビューを書いています。

私は本作の主人公である安海 相さんと同じようにあのセリフを、あのストーリーを、あの生き様を読みながら生きてきました。
だからこそ、漫画をひたむきに描くことを選択した彼女をどうしても応援してあげたいんです。
自身とは道は違えど、彼女と同じように漫画が好き好きで堪らない一人として。
彼女を描いた漫画は、彼女が描く漫画は間違いなく面白い漫画です。
是非ともご一読ください。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

何度も読みたくなって、何度読んでも泣けてしまう。相ちゃんと七ちゃんの出会い。相ちゃんと零ちゃんの出会い。同じ島の出身でなくてもきっと見つけてた気がするよ相ちゃんは。「運命なの!」
相ちゃんと心ちゃん、別々に描いててアイデア出し合ってるうちに合作。合作ってこんな作り方するのかな。するのか。することもあるか。
そして七ちゃんと零ちゃんの出会い。七ちゃん目線で七ちゃんの気持ちも知ることができてよかった。2人が同じ仕事場で仲良くなったこと(七ちゃん零ちゃんの第一印象など)もわかってよかった。あとは、七ちゃんがやめてしまった理由。貸本屋さんになったのはわかる。島に来たのも何かあったのか。七ちゃんもさらに同じ出身地とは考えにくいけど、どうなんだろう。零ちゃんが手島先生になったのも同じようなことかな。へびちか先生、あちこちに爪痕を。きっとこれだけじゃないはず。もしかして娘の光ちゃんにさえも、と要らぬ深読みをしてしまう。これだけ母親が忙しいと何もなくてもアレですよね。それはそれとして。
相ちゃんの台詞が背景と共にまぶしい。先生というか大人目線だけど、本当にすごく眩しい。このおかげで何度も読みたくなる。この巻も、もう一度1巻からも。

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2023年09月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

⭐︎途中(18話まで)

〜序章〜
・漫画好きの安海
・好きな漫画家の同人誌を買いに東京へ
・漫画家の正体は担任の手島先生
・漫画の描き方を教わるため同好会設立
・赤福と藤森も参加

〜コミティア出展編〜
・コミティアに参加していた石龍が転校
・漫研に入会
・漫画を描き上げコミティア出展
・いくつか売れる
・手島先生は昔へびちか先生のもとでアシをしていた
・そのへびちか先生が石龍の母
・石龍がどれだけ傷つけても赤福はめげない
・冬のコミティアに向けて安海と藤森の合作を制作
・手島先生の元編集金剛寺に見てもらう
・同情のリアクションに悔しくなる

[総評]
漫画をつくる漫画
こーゆー新しく斬新な漫画がマンガ大賞に選ばれるんだろうな

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2024年05月22日

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