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Posted by ブクログ 2023年02月02日
ミステリーでありながら、主人公は刑事や検察官ではなく、ヤメ検の弁護士さんから鑑定依頼を受けた元科捜研の氏家所長。捜査する側だった経験があるとは言え、科学者らしく客観証拠のみを追って事件の解明を目指す。
最後は紙面の都合からか、「回収」を急いた感じがしたけど、これは没頭したこちらが急いたのか。
こんな...続きを読む視点も新しく、面白い!
Posted by ブクログ 2022年10月27日
面白かったんだけど、もう一波乱欲しかったかな。中山先生だとどうしても大どんでん返し期待してしまう。登場人物に光崎筆頭に中山作品の登場人物が結構活躍してて、事件よりもそっちに気を取られた部分もあり…最初の筆跡鑑定の蘊蓄は面白かった。
Posted by ブクログ 2022年08月11日
面白かった。
真実が明らかになっていく様子、鑑定という紛れもない証拠。
疑いようがない。
千葉県警のアマゾネス?女刑事が頼り甲斐があってよかった。
那智が、さっぱりしすぎる。
そういう性癖?もあるんだな。
なんでも、一括りでまとめようとせず多方面から、考えよう
Posted by ブクログ 2023年12月03日
「逃亡刑事」の高頭警部が出てきて、思わぬ再開になんだか嬉しかった。頼もしいなぁ。逃亡刑事の方にも氏家さん出てきていたのか。覚えていなかったな。
中山さんはけっこう警察内部の不正とかのネタが好きなような。警察とか権威者も信頼できないのだと突き付けられているようで、どんでん返しには不可欠なのかもしれな...続きを読むいけど、少しげんなりしてしまった。
鑑定に関するあれこれは、あまり馴染みがなくて面白かった。下足痕だけである程度絞れるのは驚きだけど、侵入者もそのくらい対策して入ろうと思わなかったのだろうか。
氏家鑑定センター、ときにブラックな労働環境だけど、みんな楽しく仕事しているようで、その点は羨ましい。
Posted by ブクログ 2023年08月29日
民間の科学捜査鑑定所、氏家鑑定センターに持ち込まれた依頼は。猟奇殺人事件の証拠再鑑定。
「特殊清掃人」にも登場の氏家さん。ボスにもったら大変そう。笑。
緊迫の裁判シーンはさすがである。
あととりあえずまじめに掃除しようとおもいました。
Posted by ブクログ 2023年03月17日
実は再読w
読んでる気がしてたのに、なぜか本棚に登録されていなかったので改めて読んでみたけど、結末思い出せないし、面白いしで結局読み続けるwww
途中で真犯人はわかったんだけど、それは思い出したのではなく、前もここで気がついたんだよなって箇所でw
再読なのに初読と同様に楽しめる自分って、お得よ...続きを読むね?w
Posted by ブクログ 2023年02月21日
元警視庁科捜研出身で、民間の科学捜査鑑定所所長・氏家京太郎が主人公。
反権力も厭わず、正義に至極忠実であるがために、世間からははみ出し者扱いにされている主人公の多い中山七里作品だけれども、本作の主人公の氏家もその例に漏れず。とは言え、空気が読めないと言いながら、鑑定センターの部下たちを上手くまとめて...続きを読むいるところからして、他のシリーズの変人たち(!)と比べれば至ってまともな感じ。部下たちを発奮させる場面とかは人間的にとても好感を持って読めた。光崎教授とかアマゾネスの高頭とか、中山七里作品でお馴染みの登場人物もオンパレード。はみ出し者の彼らを全員集めてワンチームにしたら、最強&最恐の捜査陣が出来上がるんじゃないかな(笑)
事件の方は、あくまでも鑑定証拠の捜査から進められていくので猟奇犯の背景とか深層心理とかはほとんど掘り下げられることはないし、事件の真相自体もさほど難しくもなく、予想通りではあったけれど、そこに辿り着くまでの捜査経緯はさすが鑑定人らしいもので、鑑定サスペンスとしてとても興味深く読めた。氏家鑑定センターは今までから御子柴弁護士シリーズなどでチラホラと登場していたけれど、また氏家を主人公にして続けてくれるといいな。
Posted by ブクログ 2023年01月31日
3人の女子大生を殺害したとして逮捕された猟奇犯罪者が3人目だけは自分ではないと主張、氏家の元に弁護人からの依頼が
民間の鑑定人だからか様々な関係者の元に行くのでそれぞれの心の内も知れて良かった
今回の犯人は分かりやすかったです
面白かったのでシリーズ化してくれると嬉しいです
Posted by ブクログ 2023年01月24日
話に入り込む前の序盤から難しい裁判絡みの制度の話やDNA鑑定の専門知識などがガンガン来たので最初はめっちゃ読みづらかった。
でも半分いく頃にはいつもの中山さん作品ぽくなってきて(他の作品のキャラもたくさん出てくるので☺️)そこからは一気読みでした。
最後の裁判からは割とアツかったですね。正義とは何な...続きを読むのか?何のために真実を探すのか?それらを見失っているのは誰なのか。検察よりも科捜研よりも裁判官よりも猟奇殺人犯の言っていることが正しいかもしれないという皮肉が斬新。
最も論理的だけど最も倫理観が破綻している殺人犯・那智、悪くない。某悪徳弁護士みたいなキャラ。もしくは死刑に至る病(チェインドッグ)のサイコパスに近い。
ラストのどんでん返しは、久しぶりに直前に犯人がピンと来たから気持ちよかった…!!(過去に似た設定の映画をみたのを思い出した)分かる人は分かるのだろうねコレ。
氏家さん主人公で続編希望!
Posted by ブクログ 2022年12月11日
若い女性が殺された後に子宮をごっそりと摘出されるという連続殺人事件が発生し、その容疑者として那智貴彦という男が逮捕された。しかし那智は最初の2件については犯行を認めたものの、最後の1件に関しては犯行を否認する。彼に指名されて弁護を担当することになった吉田士童弁護士は、逮捕の決め手となった現場に残留...続きを読むしていた体液の鑑定について、警視庁科学捜査研究所出身で、退官後に自ら「氏家鑑定センター」を立ち上げた氏家京太郎に再鑑定を依頼する。
新しいシリーズということになるのか、鑑定にスポットを当てた話。ものすごく地味でありながら神経を使い、本当に針の先よりも小さな証拠を見つけ出して真犯人を見つけ出す、頭が下がる仕事っぷり。主人公が信頼を置いている人物として光崎先生、そしてアマゾネス高頭警部も登場。最後のどんでん返しは予想できてしまったけれど、他がおもしろかったので満足。
Posted by ブクログ 2022年11月27日
御子柴シリーズでお馴染みの氏家所長にスポットが当たった今作。氏家の過去や信条が知れ、センターの職員も個性的で面白かったです。事件自体は後味の悪いものでしたが、これからの所長の活躍に益々期待です!
Posted by ブクログ 2022年10月04日
御子柴弁護士の「奥の手」である氏家鑑定センターの物語。これもシリーズ化されるのでしょうね。
楽しく一気読みさせていただきました。読みながらつらつらと思ったのが、科学捜査が主流の現代における名探偵ってこういうことなんだろう、ということ。冷静に考えてみるとかつてのような名探偵の活躍の場ってないよね。氏家...続きを読むさんこそ名探偵かも。
Posted by ブクログ 2022年08月22日
科捜研を辞職し、民間の鑑定センターを立ち上げた、氏家京太郎。
スタッフは、元科捜研の精鋭揃いで、日々、様々な依頼をこなしている。
今回持ち込まれた依頼は、人権派弁護士と言われている、無茶な依頼でも断れない吉田士童弁護士。
事件は、三人の女性を殺害し、死体から子宮を取り出す猟奇的な事件の容疑者「稀...続きを読む代の殺人鬼」と呼ばれている、那智貴彦。
彼は、二人の殺人は認めたが、三人目は、否認している。
死刑回避のため、虚偽の供述との見方が大勢を占めたが、氏家は、証拠集めと分析に、スタッフ共々、奔走する。
科捜研・黒木対氏家
担当検事・谷端対吉田
氏家は、黒木とは、鑑定ミスが原因で決別し、親の仇のように扱われている。
吉田は、谷端とは、法定での伝言ミスがきっかけで、袂を分かち、以来犬猿の仲。
確執ある二組が、
・犯行態様の稀に見る猟奇性
・永山基準を巡る裁判所判断
・被告の親が、所謂「上級国民」と言われる、財務省官僚であること
以上をもって、裁判にたいして、興味をもたれている事件に、立ち向かう。
今作も、一気読みの作品。
シリーズになってほしい。
Posted by ブクログ 2022年08月17日
これ、他のヒポクラテスシリーズの解剖医の方たち出てくるよね?
たくさん書いてる方だとそういう遊びが面白い
鑑定センターが舞台で、警察とは違う鑑定をするってのが面白かったし、絶対どうにもならなそうなところからちゃんと証拠を見つけて解決するのがスカッとする
Posted by ブクログ 2024年01月22日
事件がグロさと犯人の異常さに読み進めるのが遅くなった。「民間の科学捜査鑑定所」という主人公の立ち位置や、法廷でのやり取り、判事と検察官、弁護士との関係が興味深く、面白かった。
Posted by ブクログ 2023年12月23日
他の作品の人たちも出てきて、まだ読んでない本もあるのでクソ〜と思いながら楽しんでました。
結構聞きなれない単語が多く、その度に調べてたので中々進まなかったですが、話自体は面白かったです。とてつもなく残虐で思わず顔を顰めましたが…。
倫理観の問題ですね。
しかしそっちに擦りつけようとした3件目の犯...続きを読む人の方が性根が腐ってるのか…?とも思ったり。
Posted by ブクログ 2023年09月13日
今回もまた予測のできなかった結末。
それができないところが中山七里作品の魅力であって、我々はいつも惹きつけられる。
話としてはグロい犯行と、そのグロさを打ち消すような人情派の弁護人の登場が余計に冷酷な犯行を際立たせる思いに狩られた。
Posted by ブクログ 2023年07月16日
事件の内容が残忍だったので読み進めるのがしんどい面もありましたが、科学捜査ってすごいなぁと思いました。
3つ目の犯人は『もしかして…』と思った人でしたが、やはり真相は何とも言えず…あと那智くんの人物像もなんとも言えずダークでしたね。
鑑定事務所のメンバーはとても魅力的だったので、またシリーズ読み...続きを読むたいなぁ。
次のシリーズでは黒木さんとか事務所に来てたら面白いですね笑
Posted by ブクログ 2023年05月16日
逃亡刑事の中に出てた氏家京太郎さん。
ちょい役でしたけど、他作品がある感じだったので調べたら氏家さん主役ありました!
ハラハラドキドキとかはなく、予定通りに話は進みますが、へーへーホーホー...科学捜査スゲェ、氏家さんすげぇぇぇぇえって感じです( ̄◇ ̄;)
警察辞めた人ですけど、そんな仕事してる人...続きを読むのお話です。
面白かったです(╹◡╹)
Posted by ブクログ 2023年04月17日
04月-09。3.0点。
民間の鑑定センターを営む、元科捜研の主人公。3人の子宮を切り取るという連続殺人犯の弁護士から、3人目は自分の犯行ではないという情報から、DNA鑑定を進めるが。。。
読みやすい。すいすい進んだ。光崎教授や高頭刑事(逃亡刑事)も登場。
Posted by ブクログ 2023年02月18日
民間の科学捜査鑑定所の鑑定人にスポットを当てたミステリー。
主人公・氏家京太郎の元に女性三人を殺害した凶悪な連続殺人犯の鑑定依頼が舞い込む。
殺害後、腹部を切開し子宮を摘出、サイコパスとも思える犯人だが三件目の殺害は一貫して否認する。
真実を追い求め再鑑定する氏家の誠実なキャラが魅力的だ。
脇を...続きを読む固める鑑定センタースタッフとの関係性も良い。
ミステリ部分の意外性はないものの、其々の姿が脳内映像で流れていた。
「ヒポクラテス」のキャシーや光崎教授、「逃亡刑事」のアマゾネス刑事こと高頭冴子が登場し、なんとも華やかな一冊だ。
Posted by ブクログ 2022年12月20日
民間の科学捜査鑑定所の所長である氏家が、分析・鑑定の結果だけで事件に迫る、これまでにないタイプの作品。
絞殺後、子宮を摘出された猟奇殺人事件の犯人の弁護人から、再鑑定の依頼を受ける氏家。
3人の被害者のうち、2人の殺害を認めるも、3人目の殺害を否認する容疑者。
しかし、DNA鑑定を行った科捜研は非協...続きを読む力的で、科捜研が提出した鑑定書に詳細は書かれていなかった。
証拠が乏しい中、地道に再鑑定を進める氏家たちに立ちはだかる様々な問題。
科捜研を辞めて、民間の鑑定センターを立ち上げた氏家に対する警察関係者は非協力的で、ともすればもっと対立しそうな感じなのに、どんなピンチでも飄々としている氏家がこれまでの中山作品にはいないタイプで好感が持てる。
他の方のレビューにもあったが、ある程度中山作品を読んでいると、真犯人は分かってしまい、今までのようなどんでん返しに強烈なインパクトはないが、様々な分析や鑑定を積み重ね、真実に迫っていく様子は読んでいて、迫力があった。
名前は出て来ないが、誰もが分かる「悪徳弁護士」や、ヒポクラテスの光崎教授、「逃亡刑事」の高頭など、他のシリーズの登場人物もちらほら顔を出し、ファンには堪らない。
中山作品の登場人物は他の作品を読んでなくても、違和感がないのがいい。
シリーズが増えてしまうのは大変かと思うが、他にも氏家を主人公とした作品が読みたい!
Posted by ブクログ 2022年12月06日
東京、千葉で連続女性殺人事件が発生する。
いずれも残酷な方法で殺されており、世間からの注目も高い
容疑者として捕まった那智は2件の殺人は認めているが、三人目はやっていないと言う。
容疑を軽くしようと考えているわけではなく、自分のやったことではないにも関わらず罰せられるのが許せないという考えだった...続きを読む
しかし、警視庁から提出されたDNA鑑定はいずれの事件でも那智をしめしていた
弁護を依頼された吉田は、元科捜研の氏家に鑑定を依頼する。
試料を手にいれる術は、昔の伝手、解剖医にお願いしてなんとか手にいれた試料、解析が完了したが、解析センターが荒らされ、盗まれた。
また、解析を担当した女性担当者が襲われ怪我をした。
センターを襲った犯人と、襲った犯人、ほぼ同一人物だと下足痕から判明した
それは誰なのか?
Posted by ブクログ 2022年10月22日
中山さんにしては、割と先の読める展開で、ストーリーとしても大きな意外性もなく進んでいたように思う。鑑定人という仕事の難しさ、緻密さは知らなかった世界なので興味深く読めました。
Posted by ブクログ 2022年10月16日
氏家鑑定センターに三人を殺した連続殺人犯の弁護士からが依頼が舞い込む。犯人は三人目の犯行を否認していると言う…
中山七里先生の本はいつも違う本に出てきた人を探してしまう。今回は高頭冴子が出てきた。俳優さん探してるみたい。
読み応え有り。
Posted by ブクログ 2022年09月18日
民間で科学捜査鑑定を請け負う氏家京太郎のもとに、凶悪な連続殺人犯の鑑定依頼が舞い込む。食い違う証拠に違和感を感じた氏家は犯人の体液の再鑑定を試みるが、何者かからの邪魔が相次いで-。
刑事や探偵ではなく鑑定人という地味な立場の人を主人公にした作品。法廷のシーンは説得力があるけれど、やはり主人公にイマ...続きを読むイチ魅力が感じられなかった。
(Ⅽ)