銭湯の歌姫と呼ばれる、歌うことが大好きな中学三年生、荻野ひかる。
ある日、幼馴染であり「JP学園」というアイドルグループに所属している二つ上の自慢の友達、西川蘭が映るテレビを見ながら以前彼女からアイドルのオーデションを一緒に受けようと誘われたことを思い出していた。
すると、ニュースで世界的有名な音楽プロデューサー M・葉山が「ガールズ・イン・ザ・ライト」というオーデションを開催し世界で戦えるガールズグループを作ると発表した。
彼が求めているのは“特別な人”。才能を持って生まれ、その上で努力しステージで力を発揮することができる「本物のアイドル」だった。
ニュースを受け、蘭から再び一緒にオーデションを受けようと誘われるひかるだが、「自分は特別な人ではない」と逃げてしまう。
しかし、蘭の「努力ができるならひかるちゃんは特別な人だよ」という言葉に、アイドルになると決意し、共にオーデションを受けることに！！
彼女たちはオーデションを勝ち抜き、本物のアイドルになることができるのか…。
アイドルは、見た目の美しさ、歌が上手い、ダンスが得意、運に恵まれているなどの才能が必要とされていますが、その中でも一番大切なことはどれだけ夢に向かいたくさん努力し続けることができるかだとこの作品は教えてくれます。
また、アイドルは輝ける期間が短く人気の移り変わりが激しい世界と言われています。
限られた時間の中で、それでも青春を捧げる覚悟でオーデションを受ける女の子たちの夢に向かっていくひたむきさや彼女たちの真剣な言葉に、やる気やパワーをもらえます。
ひかるが自分の好きな歌を人前で披露しているときの表情からは、「自分を見て欲しい」「歌を聴いてほしい」という思いが溢れ出ており、画面から彼女の歌声が聞こえてくるようで、ぐっと惹き込まれます。
銭湯の歌姫は世界に羽ばたけるのか。本物のアイドルになるのは誰なのか。先の展開が楽しみです！
感情タグBEST3
久しぶりにここまで心にグサッてくるような作品は久しぶりだな。この作品はそれだけ身近にある事を書いたかんびですごくよかったです。
