あらすじ
次々と失われていくものたち。それでも僕たちは生きていく。
『星明かりグラフィクス』『生き残った6人によると』の山本和音、初の作品集。
ポップな絵柄とセリフ回しの妙、内に秘めたテーマ性。
新しき才能、山本和音が描いてきた、ショートショートから中編までの作品群を収録。
【収録作品】
100ドルは安すぎる/恋と夜をかけろ/怪獣警報/太陽からの手紙
夏を知らない子供たち/まどか田園へ行く/銀河鉄道の女/コーディネートレンジャー
中学生はよく食べる/ナイトゲーム/雨は止んだか
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
えー⁈
めっちゃ面白いじゃん!
なんかイマイチ食指が動かなかったから読んでなかったんだけど、読んでみたらこれは
my殿堂入り決定!
自分が短編好きというのもあるけど、
ファンタジーあり、SFあり、リアル系あり、叙述系あり、アクションあり、人情あり、恋愛あり…
これほどさまざまな短編が詰め込まれ、全部面白い。
オチがバシッと決まるものもあれば、物語の序章くらいで早々にバッサリ終わるものもあり、ページ数を稼ぐなんて考えの全くない潔さで、短編の醍醐味を存分に味わえる。
絵のタッチも見やすさと個性の強さ(クセ)のバランスがちょうどよく、とっつきやすいが、味わいもある。
アクションも見やすい。人気作家でもなんだかわからん(人物がどう動いているか読み取れない)アクションを描く人もいる中で、わかりやすくなおかつ躍動感のあるアクションは◎。
我ながらベタ褒めが過ぎる気もするが、
短編はおそらく商業的にあまりおいしくないからだろうと思うが、そもそも作品数が少ないし、出版社も本気で売り出さないし、良作に出会うことが少ないんだよね。
11の短編どれも珠玉であるけど、
とくにお気に入りは「コーディネートレンジャー」
かな。スタイリッシュが突き抜けたアホさ全開のアクションがたまらない。
何言ってるか、わからんでしょ?
読んでみるべし。
先ほど短編は商業的においしくないと言ったけど、裏を返せば読者的には高コスパ。
長く書きすぎたな。
おわり。