【感想・ネタバレ】生き残った6人によると 1のレビュー

成田空港に到着した飛行機に乗っていた一人の感染者(ゾンビ)。
そこから静かに、しかし爆発的に感染が広がる中、千葉の幕張を訪れていた17歳の女子高校生、梨々(りり)はゾンビに追われ、近くのショッピングモールに逃げ込みます。

ショッピングモールに立てこもった生存者は梨々を含めて8人。
会社経営者、YouTuber、登山家、モデル…等々、様々な肩書きの男女が4人ずつ。
そこで追い込まれた生存者達のサバイバル生活が始まるのかと思いきや、「今時の若者」らしい生存者達は、水や食糧をめぐって争うこともなく、関係性が多少変わることはあっても意外にも結束(?)も崩れることはなく、日々の生活はなんともゆったりしています。
時折発生するゾンビとの遭遇や闘いを経ても元のゆるい生活にあっさり戻ってしまうのは、肝が据わっているからなのかどうなのか…。
とは言え、水面下ではちょっとした駆け引きがあったり、また一部の素性の知れない人物が今後どう動くかなど、要所要所で緊張感をもって読ませてくれます。
タイトルにもある「生き残った6人」が最終的に誰を指すのかも、気になるところです。

ゾンビ作品のお約束を踏襲しつつも、ゲームほどサバイバルが主ではなく、映画ほどドラマチックなことは起きない、日常ドラマ×ゾンビが新しい作品です。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ゾンビとかサバイバルとか殺伐とした内容になりそうなはずなのに会話とか絵柄とか全てにおいて「ゆるさ」が丁度いい。ショッピングモールをシェアハウスのように使ったり、こんな状況でも恋を取り扱ったりと設定も好み。少しずつみんなの秘密が明らかになりそうで今後も楽しみな作品。

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2021年09月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

Twitterで読んで面白かったので購入。危機的状況だが登場人物のみんな余裕があって不真面目で、絵柄も可愛いのであっさり読める。そういう点では梨々ちゃん(と正太郎くん)が浮いてるんだなと思う。ゾンビもののセオリーであろうパニックやヒステリーが起こらないのが自分的には新鮮だった。タイトルがタイトルなのでこの6人が生き残るんだろうなという予想が根本にあり、ある程度安心して読める。(この6人が生き残ると言っているわけではないので確実ではないが)
入江くんが好きです。なんだか特別感があるよね。各話タイトルの○○の✕✕に名前が無いのもちょっと不思議。

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2021年09月15日

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