あらすじ
霧深い冬のリヨンで実際に起きた、不可解な殺人事件をもとに綴る「ジャニーヌ殺害事件」。夫の死を無意識に願う妻の内面に、じわじわ恐怖を誘われる「共犯者」。屈折した女の復讐心を精緻に描く「偽作」。骨董品蒐集に取り憑かれた人間の狂気を皮肉な筆致で描く「憑かれた人」など、9篇。著者ならではの鋭い観察眼で、人間の深層心理の陰影を描く秀逸なミステリー集。
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Posted by ブクログ
怪奇小説集と銘打ってるものの、実際は人間の心の暗さや闇をえがくようなサスペンスというほうが近いかな。
強かな女性が多く出てきた印象。
一番好きだったのは『偽作』。
こういう女性は私は大好き。驚きもあって良かった。
『ジャニーヌ殺害事件』、『共犯者』、『娘はどこに』あたりも好き。
ジャニーヌ〜はかなり胸くそ悪い話ではあるけど…。