【感想・ネタバレ】名画のすごさが見える西洋絵画の鑑賞事典のレビュー

佐藤晃子

西洋美術を代表する68作品を年代順に紹介。名画の背景や謎、巨匠たちの素顔やメッセージなど、西洋絵画の基礎知識を読み解くうちにあなたの鑑賞眼が磨かれていきます。名画のすごさが見えるワンランク上の鑑賞術をアドバイスします。

[ブクログ · ★★★★☆]

　今年もいろいろな展示が開催されている。17世紀オランダ絵画、レオナルド・ダ・ヴィンチをはじめ、予定されているものにはゴッホに関する展覧会もある。展覧会に行く機会がある際に、予習代わりに読んでおくと便利なのが今回の本だ。

　名画の見方が変わる！ワンランク上の鑑賞術として著者が次の4つの点を取り上げている。

　1．ツッコミを入れながら見てみましょう
　2．時代やジャンルを問わずなんでも見ましょう
　3．くらべながら見てみましょう
　4．お約束を知っておきましょう

　こぼれ話も掲載されていて、あまり美術に造詣の深くない人でも読んでいきやすい構成になっている。

　美術館を10倍楽しむ！テクニックの中で、「音声ガイドを活用する」とあるが、これは是非お勧めしたい。作品の解説や作品に関連した音楽を手ごろな値段で楽しめる「知的エンターティメント」だけに、聞きながら見ると理解が深まる。

[ブクログ · ★★★☆☆]

入門書のようなサラッと簡潔に色んな作品の説明がありました。作品は知っていても作者のことは詳しく知らなかったので背景を知れて良かったです。絵画について更に知識を得たいと思える内容でした。

[ブクログ · ★★★☆☆]

初級の入門書としていいかもしれない。シンプルですが、まだ何もわからない時に西洋美術の大雑把な世界観を理解するのもいい。