【感想・ネタバレ】消えない月のレビュー

あらすじ

彼らは出会って恋人になり、やがて別れた。ありふれた恋のはずだった、彼が”ストーカー”になるまでは。――被害者の恐怖と、加害者の執着。ストーカーの闇を両側の視点から抉る畑野智美流傑作イヤミス!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

元恋人のストーカーに付きまとわれる女性の話
この話を読んでいる最中に池袋のポケモンパークの事件(元恋人のストーカーが包丁持って暴れた事件)が起きて、重なってしまった

本書はかなり惹き込まれる内容だった

■ストーカー側の心情
ストーカーされる女性側の心情や目線だけでなく、ストーカー側のパートもあり、そこで心情やどのような動きをするかを見れる
ただ単にストーカーに苛つくだけでなく、深い視点で物語を見れる

■魅力的な登場人物
被害者と加害者だけでなく、友崎さんのような正義でも悪でもない立ち位置のキャラがいるのがかなり魅力的だった

■衝撃のラスト(かなりネタバレです)
畑野先生の小説は、現実の課題(ストーカーや貧困など)をリアルに描きながら、物語ならではの救済処置(今回だと池田先生)があるパターンが多い
しかし今回は救済されることがなく終わってしまう
本当にストーカーの怖さを感じれる1冊だった

もし今後ストーカー被害にあっている友人がいたら何とか救いたいが、何をもって救うことになるのか難しいと考えさせられた

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2026年03月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

【あらすじ】

どうすれば、気持ちが伝わるのだろう? 出会ったことは、運命だったのか? この感情は、恋なのか、ストーカーなのか――。なぜ、さくらは、僕から離れようとするのだろう。どうして、松原さんは、別れてくれないの。婚約までした二人の関係は、はじめから狂っていたのかもしれない――。緊張感に満ちた文体で、加害者と被害者、ふたつの視点から「ストーカー」を描いた価値観を揺さぶる衝撃作。本から顔を上げた時、あなたは「愛」を信じられなくなる。


【個人的な感想】
職場の後輩にゾクゾクして一気読みできるからと、おすすめされて読んだ本。
世の中のストーカー殺人にはこのパターンもあるんじゃないかと思わされた。
ストーカー側の思い込みと執念が凄すぎて読みながらぞわぞわした。
主人公の女性が最初の方から「相手だけじゃなく自分も悪いから、、」と思っている気持ちが私には理解できなかった。
最後の方が急展開でびっくり!鳥肌がたった!

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2026年01月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ストーカーされる方とする方の双方の視点から書かれているからストークする人の気持ちを知るのには良いかもしれない(勿論、ストークする人も松山さんみたいな人だけてはなく千差万別なんだろうが)。

話自体はちょっと現実離れしたところもある。→まとめサイトに裸の写真投稿する?なんで鍵替えない?etcストークする側の生い立ちも書かれてあり、納得した。やっぱり松山さんは自分が渇望していた愛を求めていたと、愛が無条件に与えられていたさくらが羨ましかったんだと解釈するとすっきりした。

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2026年04月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

どんな犯罪も、子ども時代の親からの愛情不足というのは関連しているような気がする。
松原も、家庭環境が違えばあのような事件を起こさずに済んだだろう。
両親、祖父母にも責任はあるように思う。

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2026年03月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

個人的にはとても面白く、先が気になってしまい1日で読み切ってしまった。怖さもあるのにページをめくる手が止まらないタイプの作品。

畑野智美さんの作品は『大人になったら、』を先に読んでいたのだが、その解説で渡辺雄介さんが「畑野智美はレッテル貼りの潔癖症」と書いていたのが印象に残り、他の作品も読んでみたいと思って手に取ったのがこの作品。確かに本作では「ストーカー」というレッテルを貼られた人物が、非常に丹念に描かれていると感じた。

物語はストーカーする側とされる側の視点が交互に描かれる構成で、それぞれの心理が見えてくることで、より物語に入り込めた。単なる被害者と加害者という関係ではなく、登場人物それぞれの感情や背景が丁寧に描かれている。

結末については、静岡でこのまま穏やかに暮らしていけるわけではないだろうとは思っていたが、やはり…という展開。警察に相談するなどできる限りのことをしていても防げない状況には、やるせなさが残る。

個人的に1番つらい立場だと思ったのは弟の和樹。ほんの一瞬コンビニに出かけたその間に松原が現れ、しかも松原は彼の後をつけて静岡まで来ていたのだから、その気持ちを想像すると本当に苦しい。

一方で松原も、外見だけを見れば普通に魅力的でモテそうな人物なのに、強いトラウマを抱えていることがうかがえる。やはり幼少期の環境が人格形成に大きく影響するのだと考えさせられた。

もちろん悪いのは松原だが、さくらの行動にも少しもどかしさを感じた場面があった。合鍵を渡しているのに自宅の鍵を変えないことや、LINEのやり取り(ブロックせずとも既読付けなくていいのでは…)など、なぜそこまで相手に余地を残してしまうのかと感じてしまう部分もある。

怖さとやるせなさの両方が残る読後感で、読み終えてもしばらく引きずるタイプの作品だった。

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2026年03月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

闇、病み‥
最後の結末をどのように受け止めれば良いのか。
松原氏は更生できるんだろうか‥と思う。
生涯罪と向き合うことで、彼は変われるのだろうか‥。彼は加害者でもあるけど、家庭環境や学生時代を考えるとある意味被害者的な側面もあったんだろうなと思った。

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2025年05月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ストーカーに追われる女の子「さくら」。
怖いのにページをめくる手が止まらなかった。
読書中に心の中で色んな感情が湧き出てきて、
辛いし怖いし、何より悲しい展開。

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2024年11月20日

匿名

ネタバレ 購入済み

タイトル

消えない月って何だろうと思いながら読み進めました。最後にそういうことかと納得いきました。

ストーカー松原は、自分の行動が事態を悪化させ、さくらとの復縁も叶わないというのに、ある意味ポジティブで、なるほど、ストーカーとはこうして誕生するのかと思いました。

また、さくらと池田はこれから明るい未来を迎える・・・と思いきや、さくらの死亡は、とても素敵な結末でした。
ハッピーエンドだと嫌だなと思っていたので、全てが打ち砕かれた感じと、捕まってもなおさくらを思う松原の気もちが心地良かったです。

#ハッピー #タメになる #共感する

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2024年07月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ストーカー側の心理を覗き見れる読んだことない感じの本でした。自己肯定感という言葉がありますが、自分に自信を持ちすぎて客観視できなくなるのはまずいと思います。

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2025年11月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

救いない現実を突きつけられるラストのため、⭐︎3。筆者の見事な文才やストーカーへの見聞が広がる点はもっと⭐︎を、と思うが、気持ちが悪くて2度は読めない。
筆者の描きだす、基準となる価値観が異なれば、人によって真実や正義はこうも違うのか、と唸る巧妙な見事な書き振りは見どころだとおもう。
松原ストーカーは、サクラが女が、自分に逆らってはいけない、それが立派な女になる事などという戯言が、世界の基準。絶対お断りしたいが、離れる事は悪事だと断罪してくる。周囲にこういうモラハラ気質が居て、恥ずかしくないのか?と思うが、全く悪いなど思っちゃいないんだろう、と確信した一冊であった。

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2025年04月09日

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