【感想・ネタバレ】夫の骨のレビュー

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ネタバレ

家族にまつわるサスペンス・ミステリー短編集。
どの話もトリックが巧妙で面白かった。
『夫の骨』と『鼠の家』が個人的に印象的。

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2022年08月14日

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ネタバレ

「9つすべてがどんでん返し」
という非常に魅力的なキャッチフレーズが帯を飾っており、ワクワクしながらページを捲ったが、想像以上期待以上だった。

夫の一周忌を終えたある日、物置の奥から小さな桐箱を見つけた「私」は、その中身が胎児もしくは乳児の骨だと気づく。
衝撃的な始まり方をする表題作「夫の骨」は、「私」が自分の推理を確かめるために亡き義母を最後まで世話していた介護士を訪ねる場面を境に、状況が一変する。
一人称スタイルで話が進んでいくため、ついつい「私」の視点や思考が読者のそれと同化してしまい、ついつい「騙された!」と驚かされる。

9つの短編のすべてが、構えているのにやられてしまった、という見事などんでん返しではあったが、陰鬱な気分にさせられるものが多く、状態の良い時にのみ読むように!と人には薦めようと思う。

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2022年06月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読む前からBGMはホネホネロックで決まり。イヤミス9短編集。話の転結として妊娠を使っているネタが多いのでどの話も雰囲気が少し似ている気がした。でも評判通りの面白さ。短いながらどんでん返しが仕込んであり「そうくるか」の連続。どんでん返しにありがちな強引さも少なく話の流れがスムーズ。お気に入りは『夫の骨』→ダントツ。表題作だけあって一番インパクトもあって上手い。想定内な展開だと思ってたのにまさかのオチ。ラスト一行も効いてる。『絵馬の赦し』→ちょっと良い話とすら思ってしまった。総括:これからも追う作家にする。

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2022年03月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

帯に“どんでん返し”とあるように「おっ」と唸る結末の短編が9編。

どの作品もそこはかとなく非日常的な空気感が漂ってて、どんな結末を迎えるのかをドキドキしながら読んでいた気がします。とてもスリルのある体験で、感覚的にはホラー小説を読んでるような、そんな感じでした。

後味の悪い結末のものが多い印象でしたが、「絵馬の赦し」「鼠の家」はホッとするというか少しホロっとする結末で、感動すらしました。

ちょっと特徴的だと思ったのは、他の小説と比較して人物の内面描写や過去の人間関係を、とても丁寧に描いているように感じた点。

小説だけでなくマンガでもそうなのですが、女性の作家にそうした傾向が強い気がしていて(あくまで個人的な考えですが……)本作もそれがあるので各キャラの言動に説得力があるように思いました。

少しユニークな作風に感じたので、他の作品も探してチェックしてみようと思います。

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2021年05月15日

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読友さん推薦本。9つの話しが最終頁、最終行まで読み切らないと話しが完結せず。全てどんでん返しものだった。グロでもホラーではなく、ミステリーのような感じ。夫婦、姉妹、家族の想いのすれ違いによって、断層のように「軋む」関係性。この軋みの描写は共感できた。「ダムの底」という話しが印象的。夫婦不和により、妻が不倫、娘は登校拒否。夫は家事を懸命に行い、娘が立ち直る。妻との離婚、娘が犯罪に利用される。そこで夫が娘とダムい向かう。娘を想う男性の心情が共感できた。一方、もう少しゾワゾワ感+グロ部分もあって良かったかな。

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2021年09月18日

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全編、どんでん返しというか、思い込みを誘う書き方で、最後に伏線回収して思い込みとは違う答えを用意される。一気に読めたけど、何となく気持ちの良い終わり方とは言えない。

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2021年07月16日

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