【感想・ネタバレ】UIデザイン みんなで考え、カイゼンする。のレビュー

あらすじ

【UIをデザイナーだけが作るのは、もう古い!】

WebサービスやアプリのUIを、チームで協業して作り上げ、改善していくための仕組みや手法を解説した本。

ユーザーのニーズが多様かつ複雑で、移り変わりも早い今のような時代は、ユーザーの声やデータに潜むニーズから潜在的に求めているものを分析し、さらにプロトタイプやミニマムな完成品を作って改善を繰り返すといった、スピーディーな開発プロセスが求められています。「UIをデザインするプロセス」がデザイナーにしか見えないような従来のやり方では、こうしたスピーディーな開発プロセスを実現することが難しくなってきました。

本書では、UIの「デザインプロセス」そのものをプロジェクトチーム全体で共有しながら開発を進めていく手法の具体的な中身と、どのようにして現場で取り入れていけばよいのかを、事例も交えながら、できるだけわかりやすく伝えています。

デザイナーやエンジニアだけではなく、マーケティング部門や営業部門、ときには経営層も加わる「チーム」の中で、UIデザイナーが主導すべき役割や、ビジネス視点でサービス開発を捉えたときに「デザインでは解決できないこと」なども解説しています。

〈こんな方にオススメ〉
・UIデザインに携わっている方
・Webサービスやアプリの開発にかかわっている方
・UIデザインやUXデザインに興味をお持ちの方

〈本書の章構成〉
CHAPTER 1 Webサービスの“カイゼン”と運用
CHAPTER 2 UIデザイナーは何をどうデザインする?
CHAPTER 3 「ビジネス視点」でサービスを成長させる
CHAPTER 4 「ユーザーリサーチ」でサービスを改善する
CHAPTER 5 「デザインシステム」を作り育てよう
CHAPTER 6 デザインワークをチームで協業する

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Posted by ブクログ

UIデザインをどのように作っていくかをプロジェクトマネジメント的な側面から説明されています。
デザインとはしばしば属人的なものですが、会社が提供するサービスのデザインはその過程が説明可能なものである必要があります。
私自身はシステムエンジニアですが、そうしたデザインの開発過程を理解できた点で本書は非常に良かったです。
開発だけでなくデザインには運用が必要というのも真新しい観点でした。確かに世の中のサービスは、周りの環境や時代の変化に合わせて少しずつデザインを変えているものばかりです。業務システムを作る立場ではあまりない視点でした。

また、プロトタイピングツールの存在を知れたのも良かったです。photoshopやペイントで足りると思っていましたが、AdobeXDやFigmaなどのツールのほうがプロトタイプを作るには適しているようですね。

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2021年02月16日

Posted by ブクログ

非常に読みやすいUIデザインの本。他組織(プロマネやエンジニア)との役割分担も参考になる。ユーザーテストを分散することや、ニーズ・競合の強み・自社の方向性をプロマネが鮮明に語れることなどできてなくて耳が痛い項目も多数。

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2021年03月24日

Posted by ブクログ

サービスをローンチするまでの一連のフローが描かれている。実践的な内容が記載されているものの、具体例などは少なく、概念的な話が多いが、様々な部署と横断的に関わる必要があるスタートアップのデザイナーなどにはオススメ。

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2019年08月15日

Posted by ブクログ

借りたもの。
Webやアプリの表面的な“意匠”に留まらず、仕事で発生する”計画””設計”すべてのデザインについて、その手順を説明したもの。
特にPDCAサイクルには「はじめに計画ありき」による限界があり、臨機応変に“現場”合わせた対応が手薄になるという問題があること指摘。
それを補うために、OODA(「Observe(観察)」「Orient(仮説構築)」「Decide(意思決定)」「Act(実行)」)サイクルを用いて微調整してゆくことを提唱。
デザインとは(その言葉の意味通り)あらゆる計画設計を指すのだから、意匠という意味でのデザイナーだけの問題ではなく、チーム全体で考えることを再認識する(10年くらい前まで、そこは分業スタイルだったと思う)。
ユーザーリサーチから、システム設計、webやグラフィックのデザインにおけるアイデンティティのルールまで。
「神は細部に宿る」という言葉の如し。
それらはいわゆる、“ブランディング”に関わることだと理解する。

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2020年04月26日

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