【感想・ネタバレ】陽気なギャングは三つ数えろのレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

シリーズ3作目。
安定、安心をしながら読める伊坂幸太郎のギャングシリーズです。
シリーズの中では少しオチが雑な気もしましたが面白いです。

0
2024年01月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

これでシリーズ3作を全部読破。どれを読んでも面白い。銀行強盗犯なのに「悪党感」が全く滲み出ないところが相変わらずイイね。「普通のお仕事ですよ」と錯覚してしまいそうだ( ˙꒳​˙)

響野に対する仲間の一言で、所々クスッと笑わせてくれるのもイイ。仲が良いのか悪いのか分からない、ちょうど良い距離感が見て取れる。

編ごとに人物が変わるが読みにくさが全く無く、ストーリーの寄り道も無いため全体像を把握しやすく、ひたすら読みやすい&面白い&火尻にイライラ。成瀬の「嘘を読む技術」が大活躍。メンタリストのようで恐ろしい…。

続編が出て欲しいなぁ。出たらまた買うなぁ。

0
2023年06月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「陽気なギャング」シリーズの三作目。
久遠はマスコミの火尻を暴漢から救うが、どうも問題があるのは火尻のほうらしい。火尻はギャンブルで借金を負っており、それを返済するために成瀬に近づく。成瀬たちは自身の日常の守備、そして火尻に傷つけられた人たちの恨みを晴らすべく奔走する。

相変わらずギャングシリーズは面白い。単行本に掲載されている作品紹介には「絶体絶命」と書いてあるが、聡明で嘘発見器の成瀬、スリの天才久遠、人間時計の雪子、お喋りの響野たちはそんな状況に陥らないだろうと安心して読んでいた。それなりに危ない場面もあったが、概ねその通りだった。中でも成瀬と久遠の活躍が著しかった。また雪子もいないと物語は成り立たない。絶妙なバランスになっている。また久遠のスリの能力ではなく、動物好きの方の力が発揮されるのが面白かった。本作の響野は正直役立っているのかわからないけど、銀行強盗の時に役立ってるんだよ。うん。

本作はマスコミの火尻との対立が描かれる。
作中には「公平に判断できる人間もいるんだろうが」「もちろんいるよ。でも、大半は違う。先入観とその場のイメージに左右される。」というやりとりがある。これを読んだ時、『逆ソクラテス』が思い浮かんだ。伊坂はこの時からすでに「先入観」に対して興味関心があったんだろう。火尻もそれを利用した嫌なやつだし。

火尻の嫌なやつっぷりが凄まじく、こいつがどんな風に痛い目を見るのかワクワクしながら読み、いざそのシーンになるとやはり面白い。またそこに至るまで、さまざまな伏線を回収しながら進むため、最後の最後の疾走感は癖になる。とても面白い作品だった。
ギャングシリーズの続き読みたいなぁ。書いてくれないかなぁ。もし次回作があったら、多分銀行強盗引退してるんだろうなぁ。

余談だが、火尻の名前は「尻に火がつく」から来ているのだろうか?借金もとい大桑と成瀬に追い詰められるからね。多分伊坂も火尻のこと嫌いなんだろうな。

0
2023年12月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

やっぱり陽気なギャングはおもしろい。
1がおもしろかって、2がちょっと期待を下回ったなって思ってたけど、三つ数えろはけっこうおもしろかった。
伏線もいっぱい。最後に回収もいっぱい。
このシリーズは勧善懲悪??、最後スカッとして終わるから気持ちいい。銀行強盗は善か悪かわかんないけど、この4人組は善な気がする。
雑誌の悪どい記者をどう懲らしめてくれるんだろうとワクワクした。
予想通りのスポーツくじもあれば、カメをジビエにして食べさせるんかいって言う裏切りもあった。
今回は久遠がいいキャラで主人公だったなって感じた。
久遠が好きになる話だった。

0
2023年08月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

伊坂幸太郎の『陽気なギャング』シリーズ③

ついに正体がバレた!
いつものように誰も傷つけずに颯爽と去っていく銀行強盗に警備員が反撃、一人が怪我をしてしまう。
その怪我をした一人と読者の興味を引きさえすれば誰が傷ついても構わないと考える記者が接触し、勘づかれてしまう。
執拗な記者の手から逃れつつ、やりこめる方法を探り、やりかえすことができるのか!?
いつもの4人に加え、力添えをしてくれる方々も登場。どこでどのようなサポートをしてくれるのかもお楽しみに!

タダシがあまり出てこなかったのが残念…|( ̄3 ̄)|

0
2024年03月02日

「小説」ランキング