感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
これはやられた! って感じでした(^ ^;
物語の序盤は、伝奇ホラー風。
ダムに沈んだ村、キリシタンの呪い、
謎の「事故死」を遂げた伯父...などなど、
おどろおどろしいモチーフが続けて出てくる。
それが、とあるきっかけで「謎解き成分」が増える。
主人公の過去を探ろうとする同郷の三流ライター。
この辺からさらに「バイオレンス成分」まで出てくる(^ ^;
さらに終盤には「え、そういうことだったの!?」
という驚きの展開になり、その後まだ二転三転(^ ^;
も、何を信じたら良いのやら状態(^ ^;
読み進めつつ「え、ちょっと待って」となって、
ページを遡って読み返すこと数回(^ ^;
一冊で5度も6度も楽しめる(^ ^
エンディングも、一応はハッピーエンドながら、
この先まだ波乱を予見させるモヤモヤは残り(^ ^;
巻末の解説を読むと、気づいてなかった
「さらなる仕掛け」が隠されていたりして...
本当にどこまで掘り下げて構成してるんだ作者は(^ ^;
いや〜、いろんな意味でやられましたわぁ...(^ ^;
Posted by ブクログ
水と音が様々な通奏低音として聴こえてくる。
半村良か横溝正史かと思いきやダニエルキイス、更にはこれでもかの力技。
何が本当か分からなくなり、自分ですらも、何人もの人格がいそう。
貫井さんや乃南さんのような人の心の闇に入り込んでくるが、読後感にはある種の爽やかを感じた。
読み通しのには、重たかった。女としての心理描写にも好感が持てました。
Posted by ブクログ
「愚者の毒」と同じ作者だったので。
だいぶ、作者のやり口に慣れてきたので、
今度こそだまされないぞ、と読み進めた。
幻のように消えた子供がいても、それは幽霊ではない。
呪いと言われても、信じてはいけない。
あっさり書かれている出来事には裏がある。
かなり真実に近づけたが、やっぱりだまされた。
ラスボスには気が付いたけど。