【感想・ネタバレ】長期投資道 ──「勝者」のゲームを闘う法のレビュー

あらすじ

揺れ動く影(株価)だけを見て、実体を把握することができるか。

影には必ず本体が存在する。さらに、影の揺らめきには実体を照らす光の存在も、忘れてはならない。株価も同じである。株式の価値と相場心理からなる株価は“影”なのだ。つまり、「株価を見て売買をする」だけでは、良い結果にはつながらないのである。

実体を知らないままに目先の利幅を狙えば、日々の変動に怯え、精神的にも資金的にも余裕を失い市場での道を見失いかねない。資産形成は一時的な作業ではない。長い時間をかけ、投資対象とマーケット、そして自分自身と向き合っていかなければならない。それが「長期投資道」だ。

将来のためにいまから資産を形成する。そして、時がきたらそれを活用し、豊かな人生をおくる。つまり「将来の自分は、いまの自分が支える」時代ということだ。

時間的制限のない個人投資家だからこそ、影をうつす実体の本質をじっくり見極めることができる強みがある。そして、いざ光の位置が変わったときにこそ、20年、30年続く超長期メガトレンドの恩恵をこうむるチャンスがあるのだ。

本書ではさらに、澤上篤人氏、竹田和平氏両名との対談も収録。マーケットで、その名を馳せる達人の投資哲学や投資手法をとおして、来たる将来を自分自身で守ることの意味を感じてほしい。

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Posted by ブクログ

[ 内容 ]
企業の本質を見抜く眼力。
幸せを呼ぶ資産作り。
先人に学ぶ知恵、ぶれない運用哲学。
投資信託のカリスマ・澤上篤人、日本一の個人投資家・竹田和平の特別対談も収録。

[ 目次 ]
勝者のゲームを闘う法
証券アナリストの技法―株式の価値を求めて
「勝者のゲーム」を闘う人々―その投資哲学
用形態の変遷と個人のための資産運用
勝者との特別対談

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2010年08月10日

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