【感想・ネタバレ】株式売買スクールのレビュー

あらすじ

多くのトレーダーがマーケットで損失を出すなかで、ギル・モラレスやクリス・キャッチャーは投資で大きな利益を得ている。この差はいったいどこで生まれるのだろうか? ウィリアム・オニールは「株式市場の参加者の90%は事前の準備を怠っている――それが人間というものだ」と述べている。本書はその準備をするための道具である。マーケットに投資をすれば、自分の資金を守れるかどうかが試されることになるのは間違いない。
本書は長年の研究と常識に基づいたルールの結集である。本書では、株式市場を取り巻く次のような現実が詳しく紹介されている。

●損切り――損失が6~7%になったら自動的に損切りをすることの重要性
●じっくりと腰を据えて正しい判断を下すことの勧め――利食いはゆっくりと行うこと
●精神的な余裕を持つことの大切さ――自分の心理状態をコントロールすることで強い立場から投資をすること
●ポジションの集中――多くの銘柄に手を出すような分散投資は必要ないこと
●マーケットタイミング――マーケットタイミングは不可能だという者がいるが、実は可能であるだけでなくそれが必要であるということ
●投資家が犯す過ち――新米トレーダーや勉強不足の投資家が犯すナンピン買いやくず株を買うこと
●オニールが歴史をさかのぼって成長株の前例を探し、それらをボックス理論に応用した結果、上昇型、取っ手付きカップ(カップ・ウィズ・ハンドル)、ダブルボトム、正方形型、平底型、上昇後に現れた狭いフラッグ型などの独自の株価の調整パターン(ベース)を見つけた経緯
●「ポケットピボット」という早い段階で株を買う手法を使い、難しいマーケットの状況でも優位に立つ方法
●株価が窓を上に空けたときに買うことで、大化け株を手際よく買う手法
●オニール流の空売り手法の詳細

オニールのシステムをより完璧に近づけるために、本書の著者たちはオニールの下で何年も大化け株の特徴を探し出し、分析し、分類し、その有効性を確認するという作業を行った。そのギル・モラレスとクリス・キャッチャーが読者のためにオニール流の投資法を総合的に分かりやすくまとめ上げた本書を読めば、トレーディングの神髄に近づけるだけでなく、莫大な報酬を得る助けになるだろう。

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Posted by ブクログ

冗長。
オニール等の引用が多いので、オニールの本を読んでしっかりと実践する方に時間を使った方が有効かな?と思いました。

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2020年04月05日

Posted by ブクログ

事例集って感じ。
タイトル通りの感じの内容にまとめるならばこの3分の1の量で終われると思う。ちょっとくどかった。

一番難点なのは、投資って今この時をどう判断して、リスクに対してどう対処していくかによるところが大きいので、本著のように1トレードのチャートを出して「これは上手くいった」の繰り返しでは単なる後講釈でしかない。
たぶんこうした本に期待することって、その時どう考えたからそうした決断をしたのかってことだと思う。
結果はエントリーとEXITのところを見れば分かるわけでさして重要ではないと思う。
こうした内容がまったくないわけではないが、これから本書を読もうと思っている方は注意された方が良いと思う。

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2021年09月03日

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