【感想・ネタバレ】プロファイラーは愛を解くのレビュー

葉月宮子

刑事の倉坂聖治は、事件解決のため、プロファイラーとなった同級生の小田桐隆哉と会う。学生時代、何をやっても小田桐に勝てなかった聖治は彼にコンプレックスを抱くと同時に、憧れてもいた。再会してからというもの、小田桐に恋人のように振舞われ、「散々待たされた」と強引に抱かれてしまう。嫌悪しなかった自分や、小田桐の真意が掴めずに困惑する聖治だが、捜査中の連続殺人に小田桐が巻き込まれ……。

[ブクログ · ★★★☆☆]

小田桐をライバル視して努力を重ねる聖治とそんな聖治が可愛くて仕方がない小田桐。全く違うように見える２人だけど、こうと決めたら一直線なところは似ているのかも。頑張っても空回りしていく聖治を見ていると、かわいいと思ってしまう小田桐の気持ちが分かる気がした。

[ブクログ · ★★★☆☆]

刑事モノとかサスペンスモノというには、あまり緊張感が無かったというか、主人公の刑事さん、あんまり刑事らしい仕事してなかった印象が強くて、ちょっと残念だったです。
プロファイラーの一途さが、一歩間違えればただの勘違い男になってしまいそうな、頭が良いのか悪いのか、頭が良いからこそ常識から外れている感じは面白いけど、よくあるパワーンと言われればそうかもしれない。

愛を解くプロファイルは……したのかな？